
こんな疑問に答えます。
大麻問題は非常にナイーブなテーマですね。ちなみに僕は合法化賛成です。
ぶっちゃけると僕は、いろんな国で大麻を試しきました。友達も大好きな人ばかりです。
そんな背景の僕が、大麻と健康について解説します。
目次
【注意】大麻は健康に良い?それは使い方次第です
医療用大麻がいろんな国で合法化されていますね。
「大麻は万能薬」とも言われていますが、僕はこの意見に懐疑的です。
- 医療用大麻はナチュラルじゃない話
- 日本で扱うCBDと国外のCBDは全く別物
- 「中毒性はコーヒー以下」だけど中毒者は沢山います
僕はちょっと試した経験がある人でもないし、大麻大賛成派でもないので中立な立場でお話できると思います。
今、中途半端な知識で大麻賛成とか言ってる人は注意するべきですよ。
医療用大麻はナチュラルじゃない話
まず、医療大麻は「医療用」に成分を改変しておりナチュラルではありません。
現在は毎年のように新しい合成品種が生み出されています。
もともとは自然に自生していた「植物」ですが、医療大麻は人間が作り出したもの。
正直、人が作り出したものが健康に良いとは一概に言えません。
かたやオーガニックな野菜を好んで食べる健康マニアがいる中で、医療大麻を推奨するのはちょっとどうなのかなとも思います。
大麻合法化が進むのはビジネスとして優秀だから
大麻って適した環境を整えてあげれば、数ヶ月で刈り取れるくらいまで成長します。
- 健康に良い
- 育てやすい
- 高値で売れる
上記の条件が揃っているため、ビジネスとしてどんどん拡大されているんですね。
有名どころで言えば、レディー・ガガも大麻ビジネスに参入しています。
健康に良くても儲からなければ市場は決して拡大しません。
シェアが広がるのは「健康に良いから」というよりも「儲かるから」ではないでしょうか。
日本で扱うCBDと国外のCBDは全く別物
CBDとは大麻に含まれる成分で日本でも法律違反に当たりません。
ただし、日本で販売されているCBD製品は、大麻合法化の国が販売するCBDとは別物です。
日本では製品に含めて良い成分に規制がかかっているため、見た目は同じでも効果が違いますね。
CBDってリラックス効果があると言われていますが、これは品種によって効果もバラバラです。
CBDを試して「なんとなくそんな感じがするかも」みたいな感じだったら、製品自体に大事な成分が入っていない可能性がありますよ。
THC成分=嗜好品という間違った知識
THCとは、大麻に含まれる成分で日本だと違法です。
日本では
- CBD=リラックス、健康的
- THC=陶酔、幻覚、ハイになる
みたいな情報が結構多いですね。
しかし、THCには
- 痛みの緩和
- リラックス
- 怒りを鎮める
などの効果があります。
例えば抗がん剤治療で苦しむ人に利用されたり、ストレスで上手く喋れない人などに利用されていますね。
日本人だと酔っ払う感覚とか言ってたり、幻覚を見るとか言いますがそんなことありません。
これは完全に大麻に慣れていない人の意見です。
大麻を日常的に使ってる人は、見た目もほぼ変わらないし普通に歩けるし会話もできます。
間違った常識に洗脳されないように注意してくださいね。
※ただし、日本では違法なので絶対NGですよ。
「中毒性はカフェイン以下」だけど中毒者は沢山います
大麻賛成派の中には「大麻はカフェインよりも中毒性が低いんだから大丈夫」とかいう人もいます。
しかし、僕は今までに「大麻をやめられない人」を何人も見てきました。
大麻がなくなると精神的に不安定になったり、苛ついたりしてる人は普通にいますよ。
確かにカフェインよりも中毒性がないことは科学的に証明されています。
でも、数字と体感は全く異なるんです。
誰でも何かに依存する話
大麻に限らず誰もが、何かに依存してますよね。
- スマホ
- 仕事
- SNS
- 酒
- タバコ
中毒症状がどうのこうのではなく「その人にとってなくてはならないもの」になった瞬間に依存が始まるのかなと。
つまり「大麻=健康のため」とか「大麻=精神安定」みたいに考えると、中毒症状がカフェイン以下でもやめられなくなるんです。
僕は一時期「やりすぎて」依存していました。
今はすっかり断ち切ったので、良かったなと思ってます。
大麻と健康については非常にナイーブな話:中途半端に語るな
ということで、大麻と健康については大分ナイーブなので「大麻は〇〇らしいよ」みたいに語るのは注意が必要ですよ。
ここでは
- 世界的には合法化の流れだがエビデンスが少なすぎ
- 「ご利用は計画的に」やりすぎは禁物
- 大麻で健康を害するパターン
というお話をします。
世界的には合法化の流れだがエビデンスが少なすぎ
医療大麻が世界的に合法化されだしてまだ月日が浅いですね。
この時点で「大麻は健康に良いのだ」というには、エビデンスが少なすぎるかなと。
特に日本人は経験値が少なすぎます。海外の情報を鵜呑みにするのはリスキーですね。
市場が伸びる時は何かしら歪みが生じる件
どんなビジネスでもそうですが、勢いがあり伸び盛りの時って「ちょっと強引だけどいったれ〜!」という状況が生まれますよね。
本当は微妙な製品を「問題ありません」と言って販売する事業者も沢山いるのではと思っています。
嗜好品として合法化を望む層も沢山いる
今まで影に隠れて大麻を楽しんできた人も沢山います。
こういった層にとっては「医療大麻→嗜好品合法化」を望みますので、余計に産業が伸びやすいですね。
しかし、嗜好品となると最早健康とは関係なくなってきますので、注意が必要かなと感じます。
例えば、日本が嗜好品としての大麻を合法化したら、生産性はガタ落ちになるはず。
大麻を吸うと動きや思考が鈍くなるので、働き盛りにはおすすめできないですね。
あと「大麻は次の日には残らない」と言ってる人もいますが、耳を疑いますね。
品種によっては3日後くらいまでダルさが抜けないものもあるので。
この感覚を楽しむ層も一定数いるので、健康に良いのかと言われるとちょっと疑問なんです。
「ご利用は計画的に」やりすぎは禁物
何でもそうですが、やりすぎたら絶対に健康を害します。
人間の体に何かしら作用する成分を日常的に大量摂取したら、人体に影響がないわけがありません。
医療大麻が合法の国ではかなり簡単に入手できるので、人によっては健康を概しているのではと感じます。
やり方によっては健康に悪いことも
「大麻を吸う」という行為には以下のような方法があります。
- ジョイント:巻きたばこみたいにして吸う
- パイプ:キセルのようなもので吸う
- 水パイプ:水を通して不純物を除去
- ベポライザー:熱で成分を上記に変えて吸う
僕の経験上、ジョイントやパイプで日常的に大麻を使用してる人は、喉をやられていますね。
熱い煙が喉を痛める原因になってしまい、風邪を引いた時とか余計に痛そうでした。
ただ、それぞれの「吸い方」で効き目が違うので「この吸い方がやめられない」という人は少なくありません。
中立な立場で大麻に詳しくなるほど「大麻が健康に良い」という情報に疑問を持ちます。
大麻で健康を害するパターン
大麻が原因で健康を害するパターンは普通にありますよ。
- 大麻×酒を常用
- 大麻×別のドラッグ(処方箋も含む)
- 大麻×タバコ
特に大麻と酒やドラッグの組み合わせにハマってしまうと、抜け出すのに苦労します。
大麻×酒は幻覚を見てもおかしくない
大麻自体に幻覚作用はありません。
しかし、大麻を吸いつつビールをがぶ飲みとかして酔っ払ってくると、幻覚を見ることもありますね。
大麻を吸うと味覚が敏感になる+喉が乾くのでビールが美味しく感じるんです。
たまにニュースで「大麻を吸引した男性が暴行事件を起こしました」みたいなこと言ってたりしますが、実際は「大麻×酒」や「大麻×ドラッグ」なのではと思います。
大麻だけなら怒りの感情は消えていきますが、酒やドラッグを併用したら話は別です。
医療用大麻はナチュラルな大麻より強力な品種も多いので、これと酒なんか併用したら逝っちゃう人が出てきてもおかしくありません。
これを健康とは言い切れないのではないでしょうか。
大麻と健康はまだまだ様子見の段階です
ということで、大麻は確かに健康に良い側面がありますが、僕たちの知識不足や「やり方」によって健康を害するリスクもあることを忘れてはいけません。
僕の友達(外国人)も大麻と酒の組み合わせをやめられず、仕事の生産性が著しく低下して会社をクビになり、その後うつ病になってしまいました。
産業が伸びている時は、僕の友人のような事例はマイノリティとされてしまいますが、使い方に慣れてない人が手にすると危険なことも事実です。
日本人にとってはまだまだ馴染みのない大麻。
健康に生きることは人生を楽しむ上で最も重要な要素です。
だからこそ、周りの情報に惑わされず常にフラットな視点を持てるように注意していきましょうね。