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【簡単】Chromebookが落ちる人が試すべきスワップ領域設定

2019年6月9日

どうも太郎(@motekispace)です。

Chromebookを使っている時、以下のような問題に悩まされていませんか?

  • 前に開いていたタブのデータが消える
  • Chromebook自体が落ちる
  • 謎のエラーが多発する

こういった方はChromebookのメモリ不足が原因になっている可能性があります。

特に古いChromebookでメモリが2GBしかない場合、上記のような問題が起こりやすいです。

この記事ではChromebookのメモリ不足による問題を解決するスワップ領域の設定方法を解説します。

Chromebookが落ちる時は「zram」を試すべし

Chromebookのメモリ不足問題を解決する1つの対策方法が「zram」です。

zramを簡単に説明すると、Chromebook内に不要なデータを一時的に保管する場所を作り、メモリへの負荷を軽くする機能になります。

保管場所は内部ストレージになるため、2GBほど空き容量を空けておいてください。

冒頭でも書いた通り、Chromebookで以下のようなエラーが発生している人はzramを活用することで問題が解決される可能性があるのです。

  • 前に開いていたタブのデータが消える
  • Chromebook自体が落ちる
  • 謎のエラーが多発する

メモリの少ないChromebookを使っている方は試してみる価値ありですよ。

Chromebookのスワップ領域を設定する方法:簡単です

スワップ領域を設定するには、ChromeOSのターミナルである「crosh」を起動して行います。

ターミナルとか聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、コピペでできるので安心してくださいね。

スワップ領域の設定は以下の3ステップで完了します。

  1. Croshタブを開く
  2. コマンドを入力して実行
  3. Chromebookを再起動する

それでは詳しい手順を見つつ、スワップ領域の設定をしていきましょう。

croshタブを開く

はじめにcroshを起動します。

Ctrl+Alt+T」を押すとブラウザにcroshタブが表示されます。

上記のような画面が表示されたらひとまずOKです。

コマンドを入力して実行

次にスワップ領域を作成するコマンドを入力します。

入力するコマンドは以下の通りです。

swap enable 2000

「2000」は「2GB」のことで本体の内部ストレージを使用する量を指定しています。※ChromeOS開発チームは2GBを推奨しています。

コマンドを入力したらエンターキーを押してください。

ちなみにコピーしたコードを上手くペーストできない方は「Shift+Ctrl+V」で貼り付けられると思います。

これで設定完了です(笑)

croshタブは閉じてしまって問題ありません。

Chromebookを再起動する

コマンドを入力しても、現時点では設定が反映されていないのでChromebookの電源を切って再起動しましょう。

Chromebookで設定完了したか確認する

スワップ領域が作成できたかどうかはcroshで確認できます。

  • 「Ctrl+Alt+T」でcrosh起動
  • 「top」と入力してエンターキーを押す

上記の操作を行うと、下画像のように表示されるはず。

枠で囲った部分がスワップ領域です。

正常にスワップ領域が作成できていることが確認できましたね。

ちなみにスワップ領域作成前は、下画像のようになっています。

ご覧の通りスワップ領域はゼロになっています。

これでスワップ領域の確認も完了です。

スワップ領域を無効化する

スワップ領域を設定すると、無効化コマンドを入力しない限り設定は変更されません。

無効化コマンドは以下になります。

swap disable

このコマンドを入力してエンターキーを押し、Chromebookを再起動すればスワップ領域は削除され初期設定に戻ります。

Chromebookにスワップ領域を作成して快適に作業しよう

軽快に動作するのが魅力のChromebookですが、ヘビーユーザーからするとメモリ不足がきになることもあるでしょう。

作業に集中したい時にメモリ不足で中断されるのはストレスになるものです。

スワップ領域を作ることでメモリ不足問題を解決することができます。

メモリが4GBの方にも効果があることもあるので、謎のエラーが多発した時は試してみてくださいね。

  • この記事を書いた人

Taro Moteki

群馬県出身のフリーランスライターです。 Webライター、ディレクター、バナー制作、ブログ、EC運営などをしつつ海外を転々としてきました。日々の学びが誰かの役に立てば幸いです。

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