
こんな疑問に答えます。
僕はacerのChromebookを使っていますが、スリープモードから自動で電源が落ちてしまう不具合がありました。そこでacer.comのコミュニティで質問して複数のリセット方法を教えてもらい無事解決しました。
本記事ではリセット方法をシェアしておきます。
Chromebookをリセットする2つの方法
早速、Chromebookのリセット方法を紹介します。
Chromebookのリセット方法は
- ハードリセット
- Powerwash
という2つのパターンがあります。
基本的にはハードリセットをしても改善されない時にPowerwashを試す感じ。
以下で詳しく解説します。
Chromebookのリセット方法1.ハードリセット
ハードリセットは、Chromebook本体を再起動するリセット方法です。
本体のみリセットなので、保存されているデータなどはそのまま残ります。
ハードリセットは以下の手順で行います。
- Chromebookの電源を切る
- 「更新ボタン」+「電源ボタン」
- Chromebookが起動したら「更新ボタン」を放す
これでChromebook本体がリセットされます。
注意!ハードリセットの方法はマチマチです
上記の方法はGoogleの公式サポートに掲載されている方法ですが、僕のChromebookでは全く動作しませんでした。
そこで米国acerのコミュニティで質問したところ、以下のような答えが返ってきました。
- 電源オンの状態で「更新ボタン」+「電源ボタン」
- 電源オフ→再起動
僕の場合、上記の方法でハードリセットできました。
公式サポートの方法でリセット反応がない場合は、上記の方法を試してみてくださいね。
ハードリセットが効くのはどんな状況?
ハードリセットはChromebook本体の再起動になるので、本体(ハード)に不具合がある時に有効です。
- キーボードが反応しない
- トラックパッドが反応しない
- スピーカーの音が出ない
- ディスプレイがブラックアウト
- 自動で電源オフになる
上記のような不具合がある方は試す価値ありですね。
僕のChromebookははじめから電源が自動で切れていたので「これは仕様なのか」と思っていました。
しかし、実際はハード上の不具合によるものだったみたいですね。
内部データが消えたりするわけではないので、次に紹介するPowerwashよりもお手軽なリセット方法と言えるでしょう。
Chromebookのリセット方法2.Powerwash
Powerwash(パワーウォッシュ)は、Chromebookを初期化するリセット方法です。
工場出荷時の状態に戻すとか、初期状態に戻すなど呼び方は様々ですが、要は全てのデータを初期化するってこと。
Powerwashを行うとデータは全て削除されて本当に初期化されます。
Powerwashは以下の手順で行います。
- Chromebookからログアウト
- 「Ctrl」+「Alt」+「Shift」+「R」を長押し
- 表示項目から「Powerwash」→「次へ」の順で選択
- 解説に沿ってGoogleアカウントにログイン
- Chromebookの再設定
これはキーボードショートカットを利用した方法です。
例えば、ディスプレイが表示されずハードリセットを行っても問題が解決しない時に便利かなと。
またPowerwashには以下の手順でも行えます。
- Chromebookにログインする
- メニューから「設定」を選択
- 「詳細設定」を選択
- 「Powerwash」→「再起動」を選択
- 「Powerwash」→「次へ」を選択
- 解説に沿ってGoogleアカウントにログイン
- Chromebookの再設定
PowerwashはChromebookのメニューからもできるので、メニューを見ながら行いたい方はこちらがおすすめです。
どちらも1分ほどでリセットが完了します。
Powerwashが効くのはどんな状況?
Powerwashは基本的に最終手段といった感じ。
ハードリセットを行っても不具合が治らなかった際に利用します。
ただし、データが全て削除されるので、予めSDカードやクラウドに保存してバックアップを取っておきましょう。
Powerwashから再設定するとどうなる?
ChromebookはPowerwashでリセットしたとしても、Googleアカウントからほぼほぼ復元できます。
- アプリ
- 拡張機能
- 言語設定
- トラックパッドの設定
など、ほとんどの設定を復元してくれるので、実際そこまで困ることはありません。
どうにも問題が解決できない方は、Powerwashで初期化してみると良いでしょう。
それでも改善しなかったらサポートセンターで修理が最適解かなと。
Chromebookのリセット以外の問題解決方法
ここではChromebookの不具合でリセット以外の対処法を紹介します。
以下の不具合に遭遇した方は試してみてくださいね。
- Googleアカウントのパスワード変更が反映されない時
- メモリ不足のChromebookが落ちる時
- Chromebookのパフォーマンスが悪い
Googleアカウントのパスワード変更が反映されない時
Googleアカウントのパスワードを変更した後、Chromebookでログインしようとすると失敗することがあります。
- Chromebookをログアウト
- 新しいパスワードを入力
- ログイン失敗
- 旧パスワードならログインできる
これはChromebookに新しいパスワードが反映されていないことが原因です。
この際は少々面倒ですが、以下の操作を実行してみてください。
- Wi-Fiオフ→Chromebookからログアウト
- ログイン画面で新パスワードを入力→ログイン失敗
- 失敗しても続けて新パスワードを何度も入力
- 「ネットワークは利用できません」と表示された時点でWi-Fiに接続
- パスワード入力画面が表示されるので新パスワードを入力
- 警告マークとアカウント名が表示されるので選択
- 旧パスワードを要求されるので入力
僕は、この手順でGoogleアカウントのパスワード問題が解決できました。
ポイントはWi-Fiをオフにした状態で始めることと、新パスワードが違うと言われても入力し続けること。
5回ほど新パスワードを入力すると新しい指示が表示されるので、試してみてくださいね。
メモリ不足のChromebookが落ちる時
メモリが2GBのChromebookでは、しばしば落ちることがあります。
- 前に開いていたタブのデータが消える
- Chromebook自体が落ちる
- 謎のエラーが多発する
上記のような不具合が発生する方は、スワップ領域を設定することで快適に使えるようになる可能性があります。
具体的な方法は以下の記事にまとめてありますので、ぜひ試してみてください。
Chromebookのパフォーマンスが悪い
メモリ4GBでCeleron系のCPUを積んでいるChromebookでは、しばしば動作が重たくなることがありますよね。
- 文章入力がカクつく
- Webサイトがなかなか開かない
- フリーズする
上記のような不具合が発生した時は以下のポイントを確認してみてください。
- 共同編集できるファイルを開いてないか
- 複数のページが読み込み中になってないか
- Chrome OSがアップデート中ではないか
上記を確認して改善することで不具合が解決できることがあります。
結論、低スペックなChromebookは上手に付き合ってあげるのが重要かなと。
Chromebookをリセットする2つの方法でした
Chromebookはリセットからの復帰も非常に早く、ストレスを最小限にしてくれるのが魅力ですね。
Chromebookに不具合が起きた際は
- ハードリセット
- Powerwash
の順番でリセットして問題が解決しないか確認してみてください。
この記事が、あなたのChromebookの不具合解決に役立てば幸いです。