
こんな疑問に答えます。
「働き方改革」や「副業」など、昨今では個人で稼ぐワークスタイルが主流になりつつあります。
僕自身、フリーランス歴6年ほど。
本記事では、なぜ年々フリーランス人口が増加しているのか、その理由について見ていきましょう。
\本記事の結論/
- ITインフラが整って個人でも稼ぎやすくなった
- 企業の価値が薄れている
- 働き方改革によるワークスタイルの変化
本記事の内容
日本でフリーランス人口が増加している
日本ではフリーランス人口が年々増加傾向にあり、その勢いは留まることを知りません。
2018年に国内最大規模のクラウドソーシングである「ランサーズ」が行った実態調査による結果は以下の通り。
日本のフリーランス人口事情
- フリーランス人口:1,119万人
- フリーランスの経済規模:20.1兆円
日本人口の約17%がフリーランスという驚愕なデータが出ました。
このデータは、副業としてフリーランスをしている人も含んでいるため、本業で稼いでる人はより少ないでしょう。
ただ、働き方の多様化により、フリーランスが増加し経済規模に好影響を与えているのも確かです。
ちなみにフリーランス先進国と言われるアメリカは、次のような結果になっています。
- フリーランス人口:5,730万人
- フリーランスの経済規模:154兆円
規模が違いますね(笑)
ちなみに5,730万人という数字は、アメリカの労働人口の約35%ほどがフリーランスということを表しています。
2027年には、アメリカのフリーランス人口が50%を超えるとの予測。
時代の変化に伴い、今後もフリーランスが増加していくことは明白と言えるでしょう。
フリーランスが増加している3つの理由
では、一体なぜフリーランスが増加しているのか。
それは、以下3つの理由が大きな要因を占めているかなと。
- ITインフラが整って個人でも稼ぎやすくなった
- 企業の価値が薄れている
- 働き方改革によるワークスタイルの変化
ITインフラが整って個人でも稼ぎやすくなった
IT業界では、年々インフラが整ってきており個人でも稼ぎやすくなってきました。
- クラウドソーシング
- コミュニケーションツールのオンライン化
- クラウドサービスの浸透
フリーランスが遠隔でクライアントと繋がりやすくなったのは事実でしょう。
また、仕事自体もオンラインで完結するもが主流になってきました。
- エンジニア/プログラマー
- Webデザイナー
- ライター
- 翻訳
- 動画編集
例えば、上記の通りでPCとインターネットがあれば完結する仕事が増えています。
クラウドソーシングを利用してライター案件に応募すれば、最短初日から仕事をもらえるのが現状です。
実際、僕自身もクラウドソーシングを利用して、はじめてのライター案件をゲットしました。
誰でも気軽にフリーランス化できる時代
ITインフラが常に進化していることを考えると、フリーランスが増加を続けるのも納得できるでしょう。
企業の価値が薄れている
フリーランスの増加により、年々企業の価値が薄れているのも理由の1つです。
前述した通り、個人で稼げる時代。
優秀な人材がフリーランスになれば、クライアントはわざわざ企業に依頼する必要もなくなりますよね。
クライアントとフリーランスが直接取引をすることで、以下のようなメリットが得られます。
- クライアント:企業に依頼するより低コスト
- フリーランス:企業に属するよりも取り分アップ
仕事の質は同じでも、低コストで依頼できる点やフリーランスの取り分がアップする点を考慮すると、企業に依頼する意義が薄れるのは当然かなと。
特に個人のクライアントからすると、できるフリーランスに最短の納期で仕事を依頼したくなるものです。
フリーランス人口が増えれば「できる人とできない人」の格差が広がるのは明らかですが、フリーランスとして稼げる可能性は広がることが分かるでしょう。
働き方改革によるワークスタイルの変化
現在、日本では働き方改革が推進されており、企業、フリーランス問わずワークスタイルが変化しつつあります。
では、なぜ働き方改革が推進されているのかと言えば、日本が完全な少子高齢化に突入しているからかなと。
- 労働人口→減少
- 高齢者→増加
- 介護者→増加
高齢者の介護をしなければいけない人は、今後どんどん増加するはずです。
今までは「仕事=都会に行く」という感じでしたが、今後は「田舎にいなければいけない」人も増えてくると予測されます。
- スキルはあるが地方在住を余儀なくされる20代
- 実績十分だけど子育てで外出できない主婦
- 定期的な介護で在宅を余儀なくされる30代
労働人口が減っているにも関わらず、優秀な人材が集まりにくい状況はマズイですよね。
だからこそ日本政府はリモートワークやテレワークなど、遠隔で働けるワークスタイルを推奨しているのです。
在宅で仕事ができるなら、様々な問題が解決されますからね。
この流れはフリーランスにも浸透しています。
- IT企業が優秀なフリーランスに業務委託
- 大手メディアがフリーランスに記事執筆依頼
- 企業がブロガーに集客アップのコンサル依頼
少子高齢化が進むと、優秀な人材の確保が難しくなります。
そのため、会社員であろうがフリーランスであろうが、優秀な人に仕事が集まりやすくなるはずです。
多様な働き方が求められる将来の日本では、フリーランスであることは最早当たり前になってくると言えるでしょう。
今後もフリーランスが増え続ける理由

上記のような疑問を抱いている方も多いと思います。
ここでは、今後もフリーランスが増加し続ける理由を見ていきましょう。
- フリーランス増加率よりも案件増加率の方が多い
- 優秀な人材がプロジェクト毎に集まるようになる
- 5Gの普及で国境の壁がなくなる
フリーランス増加率よりも案件増加率の方が多い
フリーランスの増加によって、注目するべきは案件の増加率の方が高いこと。
案件増加→人材不足→フリーランスが求められる
少子高齢化で人材不足が騒がれる中、フリーランスを求める声は高まり続けるでしょう。
稼げるフリーランスでいるための秘訣
フリーランスが求められるからと言って、全てのフリーランスに案件が満遍なくふられるわけではありません。
- 確固たる実績・スキルがある人
- 複数のスキルを持っている人
- 対応力があり迅速に仕事ができる人
上記のようなフリーランスは、今後も求められていくはず。
シンプルに言えば、クライアントの要望に応えられる人材ですね。
そのためには、常にスキルを磨いて新しいことを吸収する姿勢が重要になります。
ちなみに稼げないフリーランスの特徴は、下記記事にまとめています。
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【根性】稼げないフリーランスは泥臭い仕事もすべき話:過去の自分へ
優秀な人材がプロジェクト毎に集まるようになる
働き方改革によりワークスタイルが多様化する将来では、プロジェクト単位で優秀な人材が集まることが予想されます。
- 各業界でスキルのある人材をクライアントが募集
- 複数のフリーランスがタッグを組んでプロジェクト発足
- プロジェクトが完了したら解散→次のプロジェクトに参加
フリーランスは業務委託契約が基本です。
そのため、現在でもプロジェクトベースで集まっては解散するワークスタイルはあります。
ただ、先進国であるアメリカを見ると、プロジェクト単位で集まるスタイルが主流になっているんです。
このような現状を考えると、日本国内でも徐々にプロジェクトベースの案件がスタンダード化していくと予想できます。
企業の場合、基本的に社員を採用するため「もうちょっとスキルがある人材がいたらな…」となることも少なくありません。
この点、適正なスキルを持ったフリーランスが集まれば、プロジェクト完了にかかる時間も短縮でき、コストも抑えられるメリットがありますよね。
こういった点に目を向けると「>時代はフリーランスの増加を求めている」と言えるのではないでしょうか。
5Gの普及で国境の壁がなくなる
高速通信網である5Gが浸透することで、今後は国境の壁もなくなり個人の稼ぎやすさがさらに高まります。
5Gが浸透すると
- ビデオ通話の遅延がなくなる
- ブラウザ上で新サービスが急増
- 遠隔操作でロボットを操作
などが簡単にできるようになります。
「5Gって、ただネットが早いだけでしょ?」と思っている方も多いでしょう。
しかし、実際は今までの生活スタイルをガラッと変える可能性を秘めているんです。
ネットに遅延がなくなれば、リアルタイムで翻訳できるサービスが始まるはず。
そうなると海外のクライアントと仕事することも簡単になりますよね。
例えば「日本では需要がなくてもカンボジアでは貴重な人材」になるフリーランスとかも出てくるかなと。
世界に目を向ければ、フリーランスはいくらいたって足りません。
テクノロジーの進化もフリーランスの増加を望んでいるのです。
本当の意味で世界と繋がる
5Gによって、働き方がどう変化するのか詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてみてください。
フリーランスが増加する理由はアリすぎました
時代がフリーランスを求めているように思います。
逆に言うと「自分は絶対会社員のままでいたい」と固執してしまうと、将来苦労するかもしれません。
- 少子高齢化
- 働き方改革
- ITインフラの整備
テクノロジーの進化と、日本の現状を冷静に見てみるとフリーランスの希少性が高まっていることが分かるでしょう。
個人でも普通に稼げる時代です。
「ちょっとフリーランスに挑戦してみようかな…」
本記事を読んで少しでもフリーランスに興味が湧いた方は、小さな一歩でも良いので実際に行動してみてくださいね。
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【裏技あり】フリーランス求人サイトおすすめ5選と選び方【損ナシ】