
こんな疑問に答えます。
僕は2018年5月より、海外を転々と移動しつつフリーランスをしています。
以前は在宅フリーランスをしていましたが、やはり飽きてしまいました。
本記事では在宅から移動型フリーランスになるための予備知識をお届けします。
本記事の内容
移動型フリーランスのメリット・デメリット
移動しながらフリーランスをする際のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 好きな場所・国で仕事ができる
- 普段出会えない人と出会える
- 固定費を下げて節約できる
デメリット
- 移動には意外に労力がかかる
- 自己管理が大変
メリット①好きな場所・国で仕事ができる
移動型フリーランス(海外ノマド)は、場所はもちろん国も関係なく仕事ができます。
僕の場合、今まで以下のような国・場所で仕事をしてきました。
- タイ・バンコク/クラビ/プーケット/ピピ/ラン島/ジュン島/パタヤ
- ラオス・ビエンチャン/ルアンパバーン
- ベトナム・ホーチミン/ダナン/ハノイ
- 韓国・ソウル/釜山/慶州/河回村
- ミャンマー・ヤンゴン
- フランス・イヴォワール/エヴィアン/ニース
- スイス・ジュネーブ
上記はここ1年ほどの移動記録です。
「ただのバックパッカーでしょ?」と思う方も多いでしょう。
しかし、どこの国・場所でも実際にクライアントワークをしてきました。
好きな場所で働けるため、観光と仕事を両立することもできます。
移動しつつどこでも仕事ができるのは大きなメリットですね。
メリット②普段出会えない人と出会える
移動しながらフリーランスしてると、普段の日常生活とは全く異なる出会いがあります。
1つの場所で仕事する在宅フリーランスでは得られないメリットですね。
- 海外のゲストハウス
- コワーキングスペース
- バー・カフェ
いろんな人と出会えると、それだけ視野も広がります。
また、ビジネスの繋がりも自然と増えるため、新しい仕事に繋がることも。
実際、僕もバンコクのバーで出会ったアメリカ人ファウンダーと仲良くなって、今ではアプリの翻訳とマーケティングを担当しています。
在宅と全く同じ仕事をしていても、移動するだけで出会える人の母数が変わる
移動型フリーランスだからこその恩恵です。
メリット③固定費を下げて節約できる
移動型フリーランスは、物価の安い国で固定費を下げることも可能です。
日本よりも物価の安い国に移動して日本円を稼げば、生活水準を下げずに節約できます。
例えば東京で窮屈な生活をするより、ダナンのビーチ沿いでゆったり暮らす方が良いかなと。
- タイ
- ミャンマー
- ベトナム
- ラオス
- ジョージア
ざっと上げても日本より物価の安い国は沢山あります。
移動型フリーランスに対して「お金かかっちゃうでしょ?」と思う方もいるでしょう。
しかし、実際は日本にいるよりもコストをかけずに生活できるということです。
-
-
【実感】海外ノマドのメリットを紹介!なぜ日本以外の国で働くのか?
デメリット①移動には意外に労力がかかる
移動型フリーランスのデメリットは、移動するだけに労力がかかること。
「移動」には、以下のような労力がかかります。
- 移住先選び
- 航空券の予約
- 宿泊施設の予約
宿の近くにカフェや作業場があるのかや、治安、物価相場などを検索するのは時間がかかります。
移動型フリーランスは、基本ノービザで各国を訪れるため期限になったら次の移動先へ移るんですね。
仕事が忙しい時と移動のタイミングがかぶると面倒くさいです。
移動には労力がかかる
この事実は予め覚悟しておいた方が良いでしょう。
デメリット②自己管理が大変
移動型フリーランスは、在宅フリーランスよりも自己管理能力が求められます。
- 毎日一定の仕事をこなす
- 健康管理に気を配る
- 遊びすぎない
「好きな場所で働ける」というメリットがありますが、好きな場所に訪れたら遊びたくなる人が大半ではないでしょうか。
また、気候が異なる環境に移動すれば体調管理に気を使わなければなりません。
僕自身、移動したタイミングで風邪を引くことも多く、体調管理の難しさを痛感しています。
いろんな面で自己管理ができるかどうかは、移動しながらフリーランス生活を送れるかどうかの境界線になっていると言えるでしょう。
移動型フリーランスの仕事術:生産性UPが超重要
メリット・デメリットを把握したところで、移動型フリーランスならではの仕事術を紹介します。
- 打ち合わせは最小限に:価格表を作るべし
- 誰でもできる作業は外注化する
- 事業から収入を得る仕組みづくりをする
結論、移動しながら仕事で成果を上げるには生産性を高めることが重要です。
以下で詳しくみていきましょう。
打ち合わせは最小限に:価格表を作るべし
「移動する=時間がかかる」ので、クライアントとの打ち合わせは最小限にするべきですね。
とはいえ、初回の打ち合わせは仕事をする上で重要です。
打ち合わせの生産性を高めるには、予め価格表を作っておくことをおすすめします。
大抵の場合、クライアントが最も気になる部分は価格だったりしますよね。
- 打ち合わせの数日前に価格表を送る
- 打ち合わせ自体は世間話を抜きにして最小限に
上記を徹底すれば、初回打ち合わせもスムーズに終わります。
各作業に対して価格を決めておけば、クライアントも決断しやすいです。
打ち合わせしても稼げるわけではないので、最小限の時間で完了できるようにしておきましょう。
誰でもできる作業は外注化する
月30万円くらいの収入があるなら、雑務を外注化することで生産性を高めることもできます。
僕はライターですが、記事の投稿や文字装飾を外注化することで、1日2時間ほど節約できるようになりました。
肝心な作業は外注化しにくいですが、誰でもできる作業なら比較的簡単です。
- 簡易マニュアルを作成
- 外注さんから質問が来たらマニュアルに反映
上記の作業を繰り返していけば、誰でも分かるマニュアルが完成しますよ。
移動型フリーランスになると、1日に限られた時間で作業を完了しなければならないことが増えてきます。
納期割れしてクライアントの信頼を失わないためにも、外注化して生産性を高めましょう。
事業から収入を得る仕組みづくりをする
事業を作って、自分が働かずに収益を得ることも可能です。
僕の場合、ブログや輸入物販を事業として取り組んでおり、働かなくても収入が入る仕組みを設けています。
特にブログはコストを欠けずに収入を自動化できるのでおすすめです。
自分が直接働かなくても良い仕組みを作れれば、労働から解放されます。
- ブログ・アフィリエイト
- YouTube
- ライターの外注化
- エンジニアの外注化
- デザインの外注化
アイデア次第で様々な仕組みづくりができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
-
-
【海外ノマドの始め方】ロードマップ!僕にもできた手順を解説します
在宅→移動型フリーランスになる方法
最後に移動型フリーランスになるちょっとしたヒントと手順を紹介します。
- 生活に必要な荷物を厳選する
- 作業しやすそうな国・場所をチェック
- 移動型フリーランススタート
生活に必要な荷物を厳選する
ストレスフリーな移動型フリーランスになるには、ミニマルな生活になることをおすすめします。
荷物を減らして身軽になることで、移動しやすいライフスタイルを構築できますよ。
最小限の荷物にすれば「〇〇どこだっけ?」といったイライラもなくなります。
僕の場合、最小限の荷物に厳選した結果、20Lのバックパックに収まるサイズになりました。
荷物を減らすポイントは「これ使うかなぁ」というものを削除することですね。
持っていこうか悩むものは基本使いません。
ちょっと不便なくらいな方が、移動型フリーランスを楽しめますよ。
ちなみに僕の持ち物一覧は下記記事で紹介していますので、興味があれば参考にしてみてください。
-
-
海外ノマドの持ち物【僕はバックパック1つで世界中どこでも行ける】
作業しやすそうな国・場所をチェック
移動型フリーランスは、観光客ではないため作業しやすい国や場所をチェックするのも必須作業です。
- 無料Wi-Fiの有無と回線速度
- カフェやコワーキングスペースの有無
- ゲストハウスが快適かどうか
最低限、上記のようそを考慮しておけば仕事に集中できますよね。
逆にWi-Fiが遅い場所に移動してしまうと、仕事が捗らずストレスが溜まります。
ラオス・ビエンチャンは素晴らしい場所ですが、作業環境としては最悪でした。
世界中には移動型フリーランス(ノマドワーカー)に優しい国や場所が沢山あります。
これからはじめて海外に出て仕事をする方は、下記記事を参考にしつつ移動先を選んでみてくださいね。
-
-
【海外ノマドの拠点選び】チェックすべきポイントと活用サービス紹介
移動しつつフリーランスライフを満喫しましょう
僕自身、移動しながらフリーランス生活をしていますが、ふと「今でも在宅で働いてたらどんな感じだったんだろう?」と考えることがあります。
結論、今の僕には1つの場所で働くのは無理がありますね。
というのも、移動し続けた方がメリットが多いからです。
いろんな人と出会ったり、今まで見たこともなかった景色は僕自身のモチベーションを確実に上げてくれています。
ただし、移動型フリーランスとして稼ぎ続けるには、在宅とは違った意識が必要です。
- 生産性向上の工夫
- 自己管理の徹底
- 移動のスケジュール調整
一般的な生活とは異なるポイントに時間を使うため、はじめは戸惑うかもですね。
ただ、移動型フリーランスを継続していれば、それ自体が「日常」となり、慣れてくるでしょう。
まずは、あなたが興味のある国・場所をリストアップして最もコスパの良い場所に移動してみてはいかがでしょうか。