
こんな疑問に答えます。
僕はフリーランス歴6年目。現在は海外を転々としつつフリーランスをしています。
一見「自由に働いてる」と思うかもですが、現実は意外とそうでもないです。
そんな背景の僕がフリーランスの理想と現実をお届けします。
本記事の内容
フリーランスの理想と現実:不自由な人は実に多い
実際のフリーランスはジリ貧で不自由な人が多いです。
理想と現実のギャップは以下のような感じ。
- 理想:自由に休める/現実:仕事がない
- 理想:稼げる/現実:営業できないと単価安め
- 理想:好きな仕事ができる/現実:成長しない
詳しく見ていきましょう。
理想:自由に休める/現実:仕事がない
よく「フリーランスは自由に休める」という情報が出回ってたりしますが、これは半分正解で半分間違ってます。
現実は、、、
- 仕事がないから休みになった
- 仕事が忙しくて休めない
- 堕落して休んじゃった
などのギャップがあります。
駆け出しのフリーランスに一番多いのは、やるべきことがあるのにダラケて休んじゃうやつですね。
自己管理ができていないので仕事を後回しにしてしまう。
クライアントワークは休みづらい
他者から依頼された仕事で稼ぐフリーランスの場合、納期があるので自由に休むことはできません。
仕事が完成すればもちろん休めますが、自由とは言えませんね。
仕事がないと休んでても不安すぎ
「今日は仕事がないから休み!」というのは、フリーランスとして心配になります。
近日中に仕事が入る予定がなければ休んでいる場合ではありません。
フリーランスで仕事がない時は不安すぎなので、営業する必要が出てきます。
休む日を選ぶことはできますが、稼ぎがなければストレス溜まるだけなのが現実ですね。
理想:稼げる/現実:営業できないと単価安め
フリーランスは確かに会社員よりも稼ぐポテンシャルを持っています。
なぜなら、自分で全ての裁量を決定できるからですね。
しかし、現実は営業力のないフリーランスの場合、単価の安い仕事でジリ貧ということも多いです。
僕もライターを始めたばかりのころは、時給換算で50円切ってたこともありました。
営業をせずクラウドソーシングなどで案件に応募するだけでは厳しいかもです。
営業できないフリーランスは買い叩かれる
フリーランスって沢山いますから、クライアントからしても替えがききやすいです。
「この人いまいちだからチェンジしよう」
こんなことは日常茶飯事。なのでしっかり営業できない人は
- クラウドソーシングで案件に応募
- 安い単価で仕事を受注
- 単価交渉してもOKが出ない
みたいなことになりやすい。
単価が安いとジリ貧中のジリ貧になる
最近、手取り15万円の貧困層が話題に上がりました。
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【手取り15万円】から抜け出す方法!解決策は3つある:今すぐ行動
こういった現状から「会社員辞めてフリーランスになろうかな」と考える人も多いでしょう。 しかし、仕事を獲得できる営業力がなければ、手取り15万円稼ぐことすら難しいかもしれません。
「フリーランスになれば稼げる」というのは理想で、現実は「フリーランスになれば稼げる可能性が広がる」ということ。
稼げるかどうかは個人の能力次第です。
理想:好きな仕事ができる/現実:成長しない
フリーランスは自分で仕事を選べます。
会社員からすると理想的なイメージですが、好きな仕事ばかりチョイスしてると成長しなくなるんです。
- 今の自分に最適なレベルの仕事
- 楽な仕事
- 得意分野
上記のような仕事ばかりしてると、自分に負荷がかかりません。
結果、フリーランスとして強い人間になれず衰退気味になっていくかなと。
成長痛からいくらでも逃げられるのがフリーランスの現実ですね。
自習できないフリーランスは辛い
フリーランスは基本成長しづらい現実があるため、自ら学習できる人じゃないと進化しづらいです。
- 収入アップしたい
- 継続案件がほしい
- 自由になりたい
上記のような理想があるなら、何かしらの成長が欠かせません。
現実的な話で言えば「面倒なことや苦手なこと」に挑戦して克服していくことが大切です。
1つのスキルだけに固執しているフリーランスは、ライバルに埋もれてしまいやすい。
成長しなければ単価も上がらず、自由にもなりづらいのが現実と言えるでしょう。
不自由なフリーランスの現実を変える方法
現実は不自由なフリーランスが多いですね。
不自由なフリーランスが現実を変えるには、以下の行動がおすすめです。
- 営業活動は定期的に行う
- 案件の単価を上げる
- 事業収入を作る
営業活動は定期的に行う
フリーランスとして案件獲得は超重要なので、営業は定期的に行うべきですね。
特にクラウドソーシングのみで案件を受注してきた人は、直接営業するだけで単価が倍以上になったりしますよ。
営業と聞くと難しいイメージを持つかもしれませんが
- 営業したい企業をリストアップ
- テンプレを活用して営業メールを送信
の2ステップで完了します。
慣れないことって恐怖心があったりしまっすが、メールを送るだけで単価が上がるかもしれないのでやるべきですよね。
営業メールの作り方は、下記記事で解説しています。
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【海外ノマドの営業方法】仕事を取り続ける秘訣&営業テンプレ公開!
フリーランス求人サイトも活用すべき
特にエンジニアやデザイン系のフリーランスは求人サイトの登録がおすすめです。
高単価な案件が多いフリーランス専用の求人サイトに登録しておけば
- 定期的に案件紹介メールが届く
- 条件の良い案件を受注する
みたいな感じで継続的に仕事を獲得できますからね。
現実的に考えて、フリーランスが最も辛いのは「仕事がない」ことです。
求人サイトはフル活用して、常に仕事を断るくらいのポジションにいましょう。
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【裏技あり】フリーランス求人サイトおすすめ5選と選び方【損ナシ】
案件の単価を上げる
案件の単価を上げることで、フリーランスのジリ貧から抜け出すことも可能です。
単価を上げる際の最重要ポイントは、クライアントの希望に最大限応えること。
あなたがクライアントにとって必要価値の高いポジションになれば、単価は必然的に上がります。
僕自身も低単価な案件を引き受けてから徐々に単価を上げていきました。
クライアントにとって必要価値が高いとは
クライアントごとに求めるポイントが違うのも現実です。
- 納品スピード
- オリジナリティ
- 連絡の取りやすさ
あくまでも一例ですが、上記のようなポイントは重要視されやすいですね。
ベストは全てをクリアすることですが、フリーランスは複数のクライアントを抱えているため難しいのが現実です。
「この人は何を一番に考えてるだろう?」と自問して、先回りした行動ができると最高ですね。
辛い時を一緒に乗り越えると単価が上がる
クライアントが辛い時に、一緒に頑張ってくれるフリーランスは重宝されます。
クライアントには以下のような問題があるものです。
- サービス立ち上げで資金が少ない
- 高い単価が払えない
- トラブル続出で修正に時間がかかっている
このような問題を一緒に解決する。ちょっとしたボランティア精神のようなものがあると重宝されます。
欲を言えば大企業から高単価な仕事を受注したいものですが、ライバルも多く捨てられやすいです。
不安定な個人のクライアントなどは獲得しやすいですが単価は安め。
しかし、売上が立ちだしたら単価もどんどん上げてくれます。
だからこそ、低単価な案件でも真剣に挑む必要があるんですね。
事業収入を作る
フリーランスの不自由な現実から抜け出す最も効果的な方法は、事業収入を作ることなんです。
事業収入とは、あなたが動かなくても入ってくる収入のこと。
一般的には従業員を雇って働かせることですが、今はもっとシンプルに事業収入を作れます。
<事業収入の例>
- ブログ:アフィリエイト、自社商品販売
- YouTube:広告収入
- 輸入物販:商品販売、外注化で自動化
上記のビジネスは、初期の能力はあるものの継続的に収入が発生します。
YouTubeなら過去にアップした動画が閲覧されるたびに収入が入りますよね。
ブログも過去記事から広告収益や自社商品の販売などが期待できます。
例えば、1日1記事ブログを書いている場合
- 開始1ヶ月目:収入なし
- 開始6ヶ月目:月5,000円の収入
- 開始1年目:月5万円の収入
という感じで、労力は同じでも収入を上げていくことができるんです。
また、病気などで仕事ができなくなっても、過去記事が働いてくれるので継続的に収益が発生。
これが現代の事業収入の仕組みです。
事業収入は作るまでが大変です
言うまでもなく、継続的に収入が入る仕組みを作るのは大変なのが現実。
しかし、クライアントワークのみではいつになっても自由にはなれません。
時間とお金の自由を手に入れるには、何かしらの事業を立ち上げるしかないですね。
長期目標を立てて淡々と作業しよう
事業収入は始めから上手くいくものではないので、予め長期目標を立てておくことをおすすめします。
やりたい事業が決まったら、毎日少しづつ行動を積み重ねましょう。
淡々と継続して作業していけば、数年後には事業が回り出します。
僕の事業収入パターン
僕の場合、以下のような感じで事業収入を作ってきました。
- 輸入物販:月15万円稼ぐまでに2年ほど
- ブログ:月5万稼ぐまでに2年ほど
遅咲きすぎの天才ですね。
恐らくですが、ほとんどの人はもっと早いペースで事業を波に乗せられると思いますよ(笑)
フリーランスはハードモードだけど楽しいですよ
フリーランスはなかなかハードモードなのが現実です。
しかし、何でも自由にできるからこそ可能性は無限大です。
- フリーランス1年目:ジリ貧な現実に萎える
- フリーランス2年目:事業を作り出す
- フリーランス3年目:事業収入で悲しき現実から脱出
こんなふうに変幻自在に生きていけるのがフリーランスかなと。
悲しい現実に直面した時は「次は何を試そうか?」と自問して、新しいことに挑戦しましょう。
今見ている現実は、思考を切り替えるだけでいくらでも好転させていけますよ!