
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は現在フリーランス歴5年目です。
フリーランスってスキルアップしづらいという問題があり、過去の僕も悩みどころの1つになっていました。
そんな背景の僕が、フリーランスのスキルアップ方法について解説します。
本記事の内容
フリーランスがスキルアップしづらい理由
結論から言うと、フリーランスは会社員と比較してスキルアップしづらいです。
なぜ、フリーランスがスキルアップしづらいのかというと
- 一定のスキルがある→スキルアップの必要性を感じない
- クライアントワークがスキル習得に繋がるわけではない
- スキル習得の時間が取れないと思っている
という理由があります。
一定のスキルがある→スキルアップの必要性を感じない
フリーランスで生活に困らないくらい稼げてる人はスキルアップを重要視しなくなるでしょう。
というのも、スキルがあるから稼げてるわけでして、現状に特別不満がなければスキルアップしようなんて考えないからですね。
例えば
- フリーランスで月収30万円稼いでいる
- 1日8時間程度で休日も取れている
こんな感じのフリーランスなら、ぶっちゃけ「このままで良いや」と思う人も多いかなと。
フリーランスとしての売上目標や、将来の自分を考える人でなければスキルアップって考えにくいですよね。
一定のスキルがあれば食うには困らないので、スキルアップしようという気すら起きない。
これはフリーランスあるあるではないでしょうか?
しかし、スキルアップしない人は当然ながら後発のフリーランスに抜かれていくことになります。
つまり、スキルアップしていかないと収入が減るということです。
どんな仕事でもそうですが、成長を止めると収入も止まると考えた方が良いでしょう。
クライアントワークがスキル習得に繋がるわけではない
フリーランスの中には「クライアントワークをしていれば自然にスキルアップできる」と考えている人もいるようですが、これはちょっと違います。
確かに数をこなせば経験値は貯まりますが、スキルがアップしているかと言えば微妙なんです。
これはクライアントの視点に立って考えてみると分かりやすいでしょう。
クライアントの視点
- 自分の要望を満たしてくれるフリーランスを求めている
- できれば修正依頼なんて送りたくない
- 完璧に仕事ができるフリーランスには高い報酬を払っても頼みたい
シンプルに考えてクライアントの本音はこんな感じだと思います。
フリーランスからするとレベルの高い案件に応募して「修正依頼から改善点を見つけ出して次に繋げてやる!」と思いがちですが、クライアントはあなたの先生ではありません。
そもそも修正依頼を送ることすら面倒に感じているものです。
クライアントからすると、息の合わないフリーランスは切って他のフリーランスを探します。
ましてや「完璧な仕事ができるまで何度でも修正します!よろしくお願いします!」と言っても「こまったな…」と思われるのがオチなんです。
つまりクライアントワークだけではスキルアップしづらいということ。
何も持っていない人に仕事を頼んで徐々に成長させていこうというのはクライアントではなく、会社と社員の関係と言えるでしょう。
フリーランスはこの法則には当てはまらないのです。
スキル習得の時間が取れないと思っている
フリーランスの中には日々の業務が忙しくて、スキル習得の時間が取れないと思っている人もいるでしょう。
ほとんどの案件は締切があるわけで、その案件を消化すると一日が終わってしまうことは少なくありません。
- 1日のノルマを終わらせた後は疲労感でいっぱい
- スキル習得なんてモチベーションは残っていない
こんな感じで、スキルアップのための時間やモチベーションが残っていないという人は多いはず。
しかし、このままの状態で自然にスキルが身につくわけがありません。
ぼんやりスキルアップしたいと思っても目標は達成されないので、強制的に学習時間を設けなければならないんですね。
フリーランスでスキルアップの時間がないと感じている人は、どこかで自分の働き方を見直すべきです。
というのも、スキルアップできなければ収入をアップもしくは継続していくことは難しいからです。
とは言え、毎日締切に追われて動けない…
そんな人はシンプルに余計なことをしている時間を減らしてみましょう。
- 雑務
- ネットサーフィン
- テレビを見ながら食事
このようなことをやめるだけでスキルアップの時間は確実に作れます。
どんに忙しい人でも毎日30分〜1時間ほどスキルアップの時間が作れれば、フリーランスとして継続的に稼いでいくキッカケを作れるはずです。
フリーランスがスキルアップする効率的な方法
ここからは、フリーランスがスキルアップするための効率的な方法を紹介します。
フリーランスがスキルアップするには
- できるフリーランスを真似る
- 本を読んで知識を補完する
- 実践してPDCAを回していく
という3つの方法を活用するのがおすすめです。
できるフリーランスを真似る
スキルアップする緊急性が感じられないフリーランスは、仕事のできるフリーランスの行動を真似ると良いでしょう。
なぜなら、できるフリーランスは常に何かしらのスキルを習得しようとしているからです。
また、そういったフリーランスは高確率で情報発信をしています。
- Twitterで尊敬できそうな人をフォローする
- YouTubeでビジネス系の情報を発信している人を参考にする
- 個人ブログから行動パターンを参考にする
Twitter、YouTube、個人ブログなどは情報収集の宝庫です。
できるフリーランスがなぜ稼ぎ続けることができているのかを研究してみましょう。
ただし、発信している情報を鵜呑みにするのは良くありません。
- この人はこんな行動をしているんだ
- 自分が参考にできそうな部分はここだな
- まずは、この行動から始めてみよう
という流れがベストでして、単純に情報を見ただけではスキルアップのキッカケになりません。
その人が発信している情報はもちろんですが、最も大事なポイントはその人の行動パターンを真似るということです。
できるフリーランスが何を参考にしているのかなどを紐解いていけば、スキルアップの大切さや筋道が見えてきます。
本を読んで知識を補完する
フリーランスでスキルアップをしていきたいなら本を読みましょう。
本はネット上に散らばっている細切れの情報とは違い、1つのテーマを網羅的に学ぶことができます。
また、本を読むことは主体的な行動になるので、誰かの話を聞くのとは違いクリエイティブな思考が働きます。
例えば
- フリーランスの悩みの種でもある営業力をスキルアップさせたい
- 営業力を伸ばすために参考になりそうな本を読む
という流れを踏めばOKです。
全く知識のない状態から1つの分野に詳しくなりたいなら5冊〜10冊くらいの本を読むのがおすすめです。
なぜなら、1つの分野に特化した本を複数読むことで、知識が頭に染み付いて実行に移しやすくなるから。
最初は専門用語がでてきて難しく感じる分野でも2冊目、3冊目になればスムーズに理解できるようになります。
十分な基礎知識が補完できたら、あとは実践で試せばOKです。
本はたった数百円〜数千円程度で、沢山の情報を学ぶことができます。
これって本当に素晴らしいことですよね。
スキマ時間でも読書を継続していくことで、確実にためになる情報を摂取できます。
本の内容を覚えておくためのテクニックについては以下の記事を参考にしてください!
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【DaiGo式】本の内容を記憶する方法が思いの外よかったのでシェア
実践してPDCAを回していく
目標にできるフリーランスを見つけて、本で知識の補完ができたら最後に実践していきましょう。
頭に入れた情報は、実際に行動に移すことによってあなたの経験になります。
スキルアップのために何かに挑戦する時はPDCAサイクルを回しましょう。
PDCAサイクルとは
- P(Plan):計画
- D(Do):実行
- C(Check):評価
- A(Action):改善
という4つを繰り返すことで、スキルアップを効率化させる方法です。
例えば
- P:3つの案件に応募
- D:得た知識を活かして仕事を完了する
- C:仕事の結果を客観的に評価する
- A:改善点を見つける
という流れでPDCAを実行したとします。
クライアントから評価された後は、あなた自身が仕事の評価をしてみてください。
ここから「次はもっとこうしよう」と改善点を出してさらに実践を繰り返していきます。
スキルアップしているフリーランスは、基本的にPDCAサイクルを回しまくりです。
高みを目指してスキルアップしていきたいフリーランスなら、この方法を活用しない手はないでしょう。
全ての仕事において、自分でプランを立てて実行し、改善方法を見いだせる人は本当に強いです。
ただし、PDCAを効率的にまわしていきたいなら、PDCA自体の基礎知識を身につけておくことをおすすめします。
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PDCAの知識を補完することもフリーランスとして、1つのスキルアップになるはず。
まずは知識を補完して、フリーランスライフに役立ててくださいね。
フリーランスは実践でスキルアップするべし
ということで、フリーランスなら実践しつつスキルアップしていくのがベストです。
雇い主がいるわけではないフリーランスは、スキルアップもセルフで行っていかなければなりません。
つまり、意識的にスキルアップする時間を作らなければいけないということです。
何か詳しくなりたいことがあるなら、まずは読書から基礎知識を補完しましょう。
そこで得た知識から実践でテストし、PDCAを回して効率的に成長できるようにする。
これはフリーランスの1つの重要な仕事とも言えるでしょう。
フリーランスは「これくらいでいいや」と思った瞬間に成長が止まってしまうものです。
主体的なスキルアップをスケジュールに落とし込んで、いくつになっても新しいことに挑戦できる人間を目指しましょう。
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