Pixlr Editorをシンプルにして使いやすくした「Pixlr X」
試しに使ってみると
えぇ〜!!
めちゃくちゃ使いやすい!!
ということで、ここでは新しくリリースされたPixlr Xの機能や簡単な使い方を紹介します。
本記事の内容
Pixlr Xとは無料で使えるブラウザ版画像編集ソフトです
Pixlr Xは「無料で使えるPhotoshop」の異名を持つ「Pixlr Editor」の進化版です。
元祖Pixlr Editorは、現在でも健在で慣れ親しんだ人は引き続き使い続けることができます。
新しくリリースされたPixlr Xならではの特徴は
- 動作が軽快
- UIがシンプルで操作しやすい
というポイントが挙げられるでしょう。
動作が軽快
Pixlr Xの動作はかなり軽快です。
多機能なPixlr Editorとは違い、使用頻度の高い機能に絞っていることで立ち上がりが軽くなりました。
低スペックのPCでもそこそこ操作できると思います。
UIがシンプルで操作しやすい
Pixlr Xは非常にシンプルなUIです。
使い方が分からない人にも直感的に操作できるはず。
画面左にあるアイコンは6つだけ。
まるでスマホアプリのようなシンプルさがありますね。
Pixlr Xの使い方を全く知らなくても、30分ほどイジれば大体の機能が把握できるでしょう。
直感的に使えるモダンなUI。
低スペックなPCでも軽快に動作するというPixlr Xの特徴は画像編集ビギナーはもちろん、無料ソフトで何とかしたいと思っているミドルクラスの人にもおすすめと言えるでしょう。
Pixlr Xのおすすめ機能と簡単な使い方
ここではPixlr Xの機能と使い方を解説します。
Pixlr Xには
- Arrange
- Crop & Rotate
- Adjust
- Effect
- Add text
- Add Image
の計6つのメニューがあり画像を細かく編集可能です。
自由に画像を追加できる:Arrange
Pixlr X画面左にある6つの項目の1番上にあるのがArrange。
ここでできる機能は
- CANVAS:画像のリサイズや背景の追加
- LAYER:画像をレイヤーにして画像のリサイズを可能にする
という画像自体のアレンジに特化したメニューになっています。
CANVAS
CANVASの中には
- IMAGE
- CANVAS
- BACKGROUND
という3つの機能が入っている。
IMAGEは画像をリサイズする機能です。
通常、縦と横のアスペクト比は固定されていますが、メニュー中央にある「constrain proportions」をクリックすれば自由に編集可能です。
CANVASでは、IMAGEと同じく画像のサイズを編集したり、アンカーポイントを選択できます。
BACKGROUNDをオンにするとカラーパネルが開きます。
PNG画像に背景を追加する時に便利。
現在の選択されている背景をクリックすると、カラーパネルが開くので好みの背景にすることも可能です。
LAYER
LAYERをオンにするには「TO LAYER」をクリックします。
TO LAYERをクリックすると画像が独立したレイヤーに変換されて、画像サイズを調整できるようになります。
2つの画像を1つにまとめたい時に便利。
画像中央上のマークをクリックしながらカーソルを左右に動かせば、画像の回転もできる。これは本当に便利!
Pixlr Xにはセンターを合わせてくれる機能も追加されたので、Pixlr Editorよりも編集が楽になるはず。
複数の画像を貼り合わせて1枚の画像にしたい時に重宝します。
LAYERメニューには「TRANSPARENCY」と「BLEND MODE」という機能もついています。
TRANSPARENCYは画像の透過度を指定できる機能です。
BLEND MODEは画像に簡易的なフィルターをかける機能になっています。
画像で使い方を説明しましたが、実際にイジってみることで各機能の持つ利便性を感じられるはず。
多彩なサイズに切り抜ける:Crop & Rotate
Crop & Rotateは、名前の通り画像のサイズを変更するメニューです。
使い方は誰でも分かると思いますが、便利なのが「SELECT ASPECT」
この機能をオンにすると切り抜きのテンプレートが表示されます。
項目の中にはFacebook、Pinterest、LinkedIn、Twitterの背景画像用のサイズが予め用意されているのです。
誰でも簡単に背景画像を作ることができますね。
充実したエディット機能:Adjust
Adjustは画像の色味を編集できる多彩なメニューが用意されています。
Adjust内には
- AUTO FIX:自動調整
- COLOR:画像の色合いを調整
- LIGHT:明るさ全般の調整
- DETAILS:ディテール調整
- SCENCE:周辺光量調整
- TONING:色味を追加・強調
- CURVES:トーンカーブ調整
という機能が詰まっています。
スマホ用の「Lightroom CC」に近いイメージを受けました。
直感的に編集できるものの、実に多機能なので大半の画像補正は完了できるはず。
編集を元に戻したい場合は画面下にある「RESET」をクリック、編集を完了する場合は「OK」をクリックします。
画像へフィルター追加:Effect
Effectでは、画像にフィルターをかけることができます。
画面左の項目から好きなフィルターを選択してみてください。
特定のフィルターをクリックすると、フィルターのかけ具合も調整できるようになります。
テキストを追加できる:Add text
Add textは画像にテキストを追加できます。
テキストを追加する際は、メニュー上部にある「ADD NEW TEXT」をクリックします。
テキスト追加と編集メニューが開きます。
テキストを追加する場合は、画面上部にある「TEXT」をクリックします。
既存のテキストを削除してテキストを入力します。
「FONT」から好きなフォントを選択可能することも可能です。
日本語入力にも対応しています。
※日本語のフォントは選べません。
テキストのカラーやサイズ、感覚なども細かく調整可能です。
またテキスト中央に表示されるマークをクリックしながらドラッグすれば、角度も変更できます。
「BACKGROUND」をクリックすれば、テキストに背景を追加することもできます。
バナー作成なんかに便利ですね。
「OUTLINE」をオンにするとテキストの外枠が追加できます。
カラーやアウトラインの太さも変更可能です。
「SHADOW」では、テキストにシャドウを追加できます。
カラーはもちろん透過度も変更できるので、自由にイジってみてください。
画像の追加も可能:Add Image
Add Imageは、画像を追加できる機能です。
「CLICK OR DROP」から画像を追加します。
画像は複数枚同時に追加することも可能です。
追加した画像はサイズの変更もできます。
画面右側には追加された画像がレイヤーとして表示されます。
Pixlr Xにある6つの編集機能を活用することで、ほとんどの画像編集が可能になるでしょう。
日本語のメニュー表示には現状対応していませんが、Google Chromeの翻訳機能を使えば日本語表示もできますよ!
Pixlr Xでできないこと
無料で多機能なPixlr Xですが、できないこともあります。
画像から一部を切り抜き
例えば、画像から人物だけを切り取って、他の画像に合成することはできません。
他のソフトを使って切り抜いた画像をPixlr Xで編集する必要があります。
3Dテキスト作成
テキスト機能は充実していますが、Photoshopにある3Dテキストの作成などはできません。
ただ、テキストのアウトラインなどを直感的に追加できるのはPixlr Xならではかと思います。
オフライン編集
Pixlr Xはブラウザ上で動作する画像編集ソフトのため、インターネットに繋がっていないオフラインの環境では編集作業ができません。
リアルタイムで保存
Pixlr Xの注意点でもあるのですが、画像の編集作業中にブラウザを更新すると全ての編集作業が消えてしまいます。
ここは最大のデメリットになるでしょう。
日本語のフォント選択
Pixlr Xは日本語のフォントを選択できません。
英語のフォントが充実している分、日本人にとっては残念なポイントですね。
Pixlr Xは使い方が分からなくても直感で操作できる!
無料で多機能なPixlr Xは、シンプルなUIで使い方の分からない人でも直感的に画像を編集できる優秀なソフトです。
起動も早く動作も軽快なので、商品画像にちょっとしたテキストを入れるくらいの編集作業なら快適に使えるはず。
僕はブログ記事のトップ画像にテキストを追加するために使っています。
ブラウザで動作するので、僕が仕事に使っている2万円のChromebookでも何不自由なく画像編集できるようになりました。
Pixlr XとPixlr Editorを使い分けることで、ほとんどの編集作業を完結できるでしょう。
気になる方は早速使ってみてくださいね!
