2019年に入り「早期退職」や「希望退職」を募集、つまりリストラをする上場企業が話題になりました。
1〜9月までリストラを行った上場企業は1万人を超え、過去6年を振り返っても最大の人数になっています。
しかし、リストラを実施する企業におかしな特徴がありました。
- 大企業が中心
- 45歳以上の社員が対象
- 業績が良い企業も
一昔前なら「大企業に入れれば安泰でしょ」と言っていたものです。
ただ、日本を代表する大企業がリストラをしているのを見ると、そんなこと言ってられません。
この記事では、リストラ数が1万人超えになってしまった理由と、これからの時代をどう行きていくべきか解説します。
本記事の内容
2019年のリストラ数が1万人を超えた理由
まず、2019年にリストラの総数が1万人を超えてしまった理由を見ていきましょう。
- 最大の理由は新陳代謝の回復
- 年功序列が時代にフィットしない
- 今なら好条件でリストラできる
最大の理由は新陳代謝の回復
これがリストラする最も大きな理由です。
新陳代謝、つまり年配の社員をカットして若い会社に生まれ変わりたいということ。
動きの鈍いベテランよりも、体力のある若手を中心に再構築したいのですね。
大企業で働く年配社員は
- 給料が高い
- 動きが鈍い
- 柔軟性がない
など、会社にとって嬉しいとは言えない特徴があったりするものです。
また、将来性についても若手社員の方が有利になりますよね。
時代の変化が激しい今、若い社員を中心に編成したいのは当然です。
- 柔軟性があり、社会人寿命の長い若手
- 凝り固まって、社会人寿命が短い年配社員
もしも、あなたが企業の経営者だとしたらどちらを選びますか?
年功序列が時代にフィットしない
今時、年功序列型の企業なんて時代にフィットしませんよね。
年齢や勤務年数が長い人が高待遇になるなんて「いるだけ」でも良いということになります。
結果、創造性や生産性が落ちてしまうなんてことは珍しくありません。
年功序列型が当たり前だった前時代は「〇〇だけやっていれば良い」みたいな仕事が多かったはず。
変化を求められるよりも「変わらないことが正義」みたいな時代ですね。
でも、今の時代は変化に対応できる人が求められています。
結果、年功序列型ではなく成果型の評価制度に変わりました。
- 年功序列型:年齢・勤務年数が長い=給料・待遇が良い
- 成果型:できる人=給料・待遇が良い
僕自身、年功序列の世界を体験したことはありませんが、普通に考えて成果型の方が良いかなと思います。
できない人がいっぱい見つかってしまった
年功序列型のシステムを抜本的に見直した時、年配社員に目を向けると「何でこの人を採用してるんだっけ?」と疑問に感じる人も出てくることでしょう。
今までノーマークだった年配社員に目を向けると
- かなり高い給料
- 名前だけの役職
- 成果がほとんどない
などの特徴を持った人が沢山見つかったのかなと。
テクノロジーの進化によって、便利なサービスや低コストで導入できるツールが増えてきました。
時代の流れは「コスパの良い環境」になっているのに、年功序列の型で押し通せるわけが無いんですね。
できる人が評価される「当たり前」の体勢に変化したと言えるでしょう。
今なら好条件でリストラできる
大企業からすると、資金が潤沢にある「今」リストラをすることで、退職金をしっかり払えるというポイントがあります。
リストラされる社員に対して、少しでも良い条件を提示できるのは今ということです。
企業の中には「人生見直しプラン」みたいな感じで、一見すると楽しいタイトルをつけて早期退職者を募集していることも。
リストラされる社員も薄々気づいてる
リストラとは言えど、名目上は「早期退職者募集」です。
しかし、会社は目星をつけた社員に対して「良い条件で辞めれますけど、どうしますか?」と聞くわけですね。
この際、ゴネる社員は比較的少ないと言います。
「自分が必要とされていないのは薄々気づいてた」
リストラされる側としても、最も良い条件で辞められる今、退職するのは「アリ」ですよね。
結果、無理強いする必要なくスムーズに退職者が集まるということです。
リストラ1万人超えの今、僕たちにできること
控えめに言って大変な時代の今、僕たちにできることを考えてみました。
リスクに備えた行動が求められているのは明らかです。
- お金について学ぶこと
- 個人で稼げる力を身につける
- 会社に依存せず身軽を目指す
お金について学ぶこと
まずはお金について学ぶことですね。
お金をただただ消費するのではなく「お金を増やすために使う」思考を持つこと。
リストラされても生きていける基盤を作ることが重要かなと思います。
- 読書でインプット→知識の投資
- スクール入学→スキル習得
- セミナー参加→価値観のアップデート
お金の使い方を変えるだけで、今よりも成長することができます。
お金の流れが掴める良書
まずはお金の使い方について基礎知識を身につけましょう。
おすすめの良書は「金持ち父さん」シリーズです。
●金持ち父さん貧乏父さん改訂版
金持ち父さんシリーズで最もオーソドックスな1冊です。
お金の使い方をちょっと変えるだけで、資産が増えるロールモデルを分かりやすく解説しています。
時代が変わっても売れ続けているのは、不変の法則があるからですね。
基礎学習には最適な一冊です。
●金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント改訂版
こちらは金持ち父さんの中でも「お金の流れ」について解説された1冊です。
僕はこの本を読んで「どこにお金が集まるのか」や「どういったビジネスをするべきか」が明確になりました。
どんな仕事が最も稼げるのかや、そのビジネスを始める方法も詳しく書いてあるノウハウ本です。
個人で稼げる力を身につける
お金について基礎知識を身につけたら、個人で稼げるスキルを習得しましょう。
会社に依存せずに自分でコントロールできるビジネスを持てば、リスクを分散できますよね。
全責任を背負う立場になれば、日々の生活にもハリが出ますよ。
まずは副業からトライしてみよう
現在はオンライン上で完結できるビジネスが増えてきました。
クラウドソーシングを活用すれば、スキルのない人でも案件を確保できます。
実践を通してスキルを習得することも普通にできる時代です。
「でも、うちの会社は副業禁止だから…」
上記のように考える人もいるでしょう。
しかし、そんな会社から最終的にリストラ勧告される可能性があるのです。
だったら「内緒」で副業にチャレンジした方が良いのではと思います。
実際、僕の友達の中には会社に秘密で副業している人が沢山いますよ。
おすすめの副業はコストがかからない仕事
はじめての副業は、初期コストが限りなくゼロに近い仕事を選ぶのがおすすめです。
- 多額の資金が必要な仕事
- 赤字リスクのある仕事
- マルチビジネス
上記のような仕事はあまりおすすめできません。
初期コストが少ないおすすめの仕事は
- ブログ・アフィリエイト
- ライター
- プログラマー
- デザイナー
- 動画編集
などですね。
全てPCとインターネットがあればできる仕事なので、利益率100%で副業ができますよ。
将来的に「副業→フリーランス」を目指したい方にも最適な仕事です。
おすすめの副業については、下記記事を参考にしてみてくださいね。
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【副業在宅ワークおすすめ15選】将来性や稼ぎやすさも解説します
会社に依存せず身軽を目指す
会社という「コントロールできないもの」に依存するのはリスクが高すぎます。
変化の激しい現代を生き抜くには、依存体質の改善が重要かなと。
身軽に生きられることは、1つの武器になると思いますね。
僕はフリーランスの道を選びました
ちなみに僕は、フリーランスとして生きることを決意しました。
現在は6年以上フリーランス生活を送っており、海外を転々としつつ仕事をしています。
ライター、ブログ、輸入物販で収入を得ており、会社に依存することはありません。
物価の安い国で日本円を稼ぐことで、満足度の高い生活が実現するんですね。
荷物も依存対象も最小限にすることで、生きていく不安を少なくしています。
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海外ノマドの持ち物【僕はバックパック1つで世界中どこでも行ける】
仕事自体も依存しない
正直、時代がどう変化するかなんて分かりません。
今、自分がしてる仕事が数年後にはなくなっている可能性すらありますよね。
だからこそ、仕事自体にも依存しないように気をつけています。
川の流れに身を任せて、その時々でできる仕事をしていくと決意すれば「この仕事なくなったらどうしよう」という恐怖も消せますからね。
今までの仕事経験が、新しいビジネスに活用できるなんてこともあるので、怖がらずにどんどん挑戦するのが良いかなと。
動き続けて、変わり続けることであらゆるリスクを最小限にできるでしょう。
リストラ1万人時代を強く生きていきましょう
今、様々な企業で改革が行われています。
45歳以上を対象にリストラとか言ってますが、要は「会社にとって不要な人間はどんどんカットしますよ」ってことですよね。
こんな時代を生き抜くためには、やはり自分で稼げるスキルを身につけることが重要です。
まずは、副業を始めて1円でも稼いでみてください。
リストラに怯える必要のない人間を目指していきましょう。
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【日本やばい】大企業が45歳以上に対し早期退職を募集■対策法は?