太郎(@motekispace)です。
最近、人生100年時代というキーワードが話題になっています。
簡単に言えば、テクノロジーの進化によって寿命が伸びることに備えて、働き方や貯蓄などを抜本的に見直してくださいといった感じですね。
これからは今までと同じ価値観や考え方で生きていくとリスクがあると言えます。
- 若い世代にのしかかる負担
- 働き方に対する不安
- 具体的な対策方法
今回は人生100年時代に向けた新しい働き方や考え方をお話します。
この記事では僕が今まで読破してきた、未来の働き方についての本から日本人にとって大切になるであろうポイントをまとめました。
ぜひ今後の対策をする上での参考にしてみてください。
本記事の内容
人生100年時代の働き方:若い世代のリスクとは
まず、今現在の日本が置かれている状況を把握しましょう。
人生100年時代の働き方はどのようなポイントに注意する必要があり、変革が求められているのでしょうか?
具体的には若い世代に対して
- 高齢者は貯蓄する=若者には金が回りにくい
- どんな大手企業もリストラのリスクがある
- 「これだけやってればいい」は通用しなくなる
などのリスクや対策が必要になるかなと。
高齢者は貯蓄する=若者には金が回りにくい
現在の日本ではお金、つまり経済が上手く回っていません。
なぜならば、多くのお金が高齢者に集まっており、社会に循環しにくくなっているからです。
下のグラフは内閣府が平成27年に調査した貯蓄額に関する分布図です。
参考:内閣府HP
こちらのグラフを見ると65歳以上の世帯主で貯蓄額4,000万円以上が18.3%もいます。
4,000万円以上が計測されていませんが、実際は億万長者の人も含まれているはず。
プラス年金ももらっている
今現在の高齢者の多くが年金を受け取っています。
貯蓄額が多い少ないに関係なく、若い頃から年金を納めていた人は毎月年金をもらっているということ。
しかしながら、蓄えたお金は社会に循環することなく個人が抱えている状態になっているのです。
つまり若者にお金がまわりにくくなっている
若い世代の現状と言えば、将来年金がもらえるかどうかも分からない中、高齢者のために年金を納めているようなもの。
高齢者は貯蓄しやすい状況にあるものの、社会にお金を循環させないため若者にお金が回りにくくなっている側面があります。
人生100年時代と言われる今、若者はこれからの働き方や稼ぎ方に対して大きく見直すべき時に来ていると言えるでしょう。
どんな大手企業もリストラのリスクがある
「〇〇に入れたら一生安泰」
一昔前なら、こういった会話も成立しました。
大手企業に入社できれば、老後の心配は無用と言えるほど手厚い保証があったからですね。
しかし、現在はどうでしょうか?
昨今では、複数の大企業が45歳以上の社員を対象にリストラを勧告したことで話題になりました。

もう会社に依存なんて絶対できません
時代の変化が激しくなるにつれ、企業の新陳代謝も加速しています。
大企業が45歳以上をリストラした理由には
- 若くて使える人間で会社を立て直したい
- 高額な給料を払いたくない
などがあるでしょう。
企業の本質として「特定の人間でなければできない」という状況は避けるもの。
つまりあなたがいなくなっても会社を回していけるような体制を常にとっているわけです。
であれば、あなたが企業に依存すること自体がリスクでしかないですよね。
頑張って大企業に入社しても、大企業だからこそ「替え」は無数に存在するということを忘れてはいけません。
「これだけやってればいい」は通用しなくなる
人生100年時代の働き方では、今までのように「これだけやっていればOK」という状況はほぼほぼなくなるでしょう。
ほとんどの仕事がテクノロジーによって無人化になると言われる今、全ての人間がリスクを背負っていきていることは間違いありません。
各仕事の競争率は確実に激化する
年々、仕事がロボットなどに替わられる未来が訪れるなら、人間同士で仕事を奪い合う未来は簡単に予想できますよね。
- 価格競争
- 付加価値の有無
上記のような状況は遠くない将来訪れるはずです。
競争が激化していく中で生き残っていくには、今までよりも柔軟かつ迅速な行動が求められます。
会社員、フリーランスとわず働き方に対して、しっかりビジョンを持って行動することは絶対条件になるはず。
明確なスキルを持たない人間の所得は減っていく
人生100年時代で働いていくとするなら、明確なスキルを持っていることが重要になります。
なぜなら今後は所得のバランスが二極化すると言われているからです。
- 高所得者:明確なスキルがある人材
- 低所得者:スキルがない人材
上記のような感じで「できる人とできない人」が二極化し、貧しい人が沢山生まれてしまうと予想されています。
もしも、あなたがマイホームを購入したとして、近い将来リストラにあったとしたら、半端じゃなく大変な状況になってしまうでしょう。
人生100年時代です。
これからの働き方の選択次第で、良い方向に進めるかどうかがかかっていると言えるでしょう。
人生100年時代に求められる働き方:リスク分散が鍵
ここからは、人生100年時代を生き抜くために求められている働き方について解説します。
結論としてはリスクをなるべく分散できるような働き方が重要になるかなと。
人生100年時代には
- 複数のスキルを習得してユニークな人間になる
- 副業ではなく複業で収入源を分散する
- 1つの場所でなく複数の場所で生きれる準備をする
などの働き方を意識することが重要です。
複数のスキルを習得してユニークな人間になる
複数のスキルは人生100年時代を生き抜いていく上で、1つのリスク分散になります。
稼げるスキルをいくつも持っている人は、それだけで価値のある人間になるはず。
- ドローンが使えるライター
- 営業スキルを持ったエンジニア
- プログラミングができる大工
上記は2つのスキルを組み合わせた一例です。
このように全く別ジャンルのスキルをかけ合わせることは、オリジナルの価値を生み出すキッカケになるでしょう。
スキルはいくつあっても良い
人生100年時代にどんなスキルが大事になるのかは誰にも分かりません。
だからこそ、自分が興味のあることや働いていて楽しいと思えることを追求するのが重要かなと。
いくつものスキルを持っていれば、かならずどこかで役立つ瞬間がくるものです。
その時に備えて、興味のある仕事や稼ぎ方を今から習得しておくと良いですね。
スキルは実践という体験を通して学ぶもの
スキル習得と聞くと、本を読んで勉強することと思う方もいるかもしれません。
しかし、実践的なスキルの習得は実際にお金を稼ぎつつ学ぶことに他ならないのです。
習得したいスキルによって稼ぎ方は異なりますが
- ライター:初心者向け案件をクラウドソーシングでゲット
- プログラマー:スクール→就職 or 案件受注
- 輸入物販:リサーチ→仕入れ→販売
など、全ては実践という体験をどれだけできたかによって、スキルの習得具合が変わってきます。
勉強はいつまで経っても勉強ですが、実践は少なからずお金が発生しますよね。
人生100年時代に活かせるスキルは、実践経験がとても重要ということです。
副業ではなく複業で収入源を分散する
最近は大企業でも副業を推奨する動きが活発になってきました。
これは働き方改革というポジティブな側面と「うちに依存されても困るから、他の収入源も作ってくれ」という裏側のメッセージがあるでしょう。
この点を考えると、副業という意識では不十分かもしれません。
企業にリストラされてもショックを受けないためには、副業ではなく複業で収入の柱を複数持つことが求められているかなと。
誰だってフリーランスになれば良い
現在、会社員をしている方は企業から固定給をもらいつつ、自分だけのビジネスを持つことをおすすめします。
会社員とフリーランスという2つの顔を持つことは、人生100年時代の主流な働き方になるはず。
アメリカは2020年にフリーランス人口が50%を超える
米国メディアの「ナショナルポスト」では、2020年にフリーランス人口が50%を超えると予想されています。
日本はアメリカの弟のようなもの。
常にアメリカの指示に従っていることを考えると、これからそう遠くない未来、日本のフリーランス人口も爆発的に増えるかもしれません。
会社員の安定感とフリーランスのクリエイティブ感を併せ持つ
会社員の給料制度とフリーランスの報酬を併せ持つことは、人生100年時代のスタンダードな働き方になるはず。
例えば
- 平日昼間:会社員
- 平日夜:フリーランス
- 休日:フリーランス
というように、変幻自在な働き方をすることでリスクを分散させることができます。
また、クリエイティブさが求められるフリーランスとしてキャリアを積んでいけば、その経験を会社の業務に活かすことも可能です。
複業をすることで、収入源だけでなく価値のある人材を目指すことができるということです。
1つの場所でなく複数の場所で生きれる準備をする
人生100年時代を生き抜くには、複数の生活拠点を持つことも1つのリスク分散になるでしょう。
マイホームを30年ローンで購入するのではなく、都会と田舎や日本と海外などで生きれるようにしておくこと。
「そんなの無茶に決まってるだろう!」と思うかもしれませんが、デュアルライフという言葉が浸透してきてる今、インフラも大分整ってきました。
人生100年時代は場所に囚われない仕事がおすすめ
例えば、物価の安い国で日本円を稼ぐというような働き方は、リスクを最小限にしてくれます。
また場所を選ばず稼げる仕事であれば通勤の必要もなくなり生産性も上がるはず。
実際、僕はライター、ブログ、輸入物販をメインに海外ノマドとして日本円を稼いでいますが、通勤のストレスはなく常に自分の好きな場所で生活できるようになりました。
結論テクノロジーを最大限に活用した働き方が最適です
現在の僕はPCとインターネット環境があれば、どこでも仕事できます。
ミャンマーの道端でも、バンコクのコワーキングスペースでも、日本の実家でも同じように日本円を稼ぐことができる。
テクノロジーを活用した働き方をすることで、選択肢の幅は格段に広くなりました。
クラウドソーシングを活用したり、クラウドサービスを活用することによって、初期投資ゼロ円で自分のビジネスを持つことができるんです。
人生100年時代を強く生きていくためにも、こういった働き方があることをぜひ知っておいてくださいね。
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人生100年時代は働き方を抜本的に見直すことが超重要
若者が不利な立場になり、日本経済がヤバめな雰囲気を醸し出している今、僕たちは働き方を抜本的に見直す必要があるはずです。
「今まで通りやってれば問題ないでしょう」
こういった思考は時代に取り残されてしまうリスクを大きくするだけかもしれません。
これからの時代「〇〇をして〇〇をすればOK」なんてことは誰にも予測できないでしょう。
だからこそ、複数のスキルと収入源を持ち変化の激しい時代を生き抜いていけるような働き方を考える必要があるのです。
ガタガタで不安定な日本をサバイブできるように、今からできることをガンガン実行していきましょう!
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