
こんな疑問に答えます。
毎日何となく仕事をして、特に問題もなく終わっていく日常に危機感を感じていませんか?
自分自身でも「良い仕事したな」と思えるようになるには、「なぜ?」と考えるのが大切なんです。
もっと充実した仕事をして評価に繋げたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

本記事の内容
考えて仕事をすると「なぜ」質が高くなるのか?
仕事に慣れてくれば、なぜ?といちいち考えることも少なくなるでしょう。
しかし、その一方で仕事に魅力を感じられなくなっている人も多いはず。
ここでは、なぜ?を活用するこで質の高い仕事ができるようになる理由について解説します。
仕事に対する疑問を解決して根拠のある行動ができる
なぜ?と考えることで根拠のある行動ができるようになります。
仕事をしていると「これってなんだろう?」みたいな疑問が浮かんできます。
そんな疑問をその場で解決していくことで、仕事に具体性が増してきます。
具体性のある行動はいつでも裏付けとなる根拠があるものです。

そんな人は若干、注意した方が良いかもです。
仕事に限らず、世の中は分からないことで溢れています。
- 空が青いのはなぜ?
- 水が透明なのはなぜ?
- 夜眠くなるのはなぜ?
あなたには説明できるでしょうか?
仕事で疑問がないと思っている人は、一度「なぜ自分は疑問がないのか」と考えてみることをおすすめします。
疑問があるということは改善点があるということです。
改善点が見当たらないのは本当に完璧な時か、仕事に対する探究心がなくなっている時と言えます。
なぜ?と考えることは、仕事に明確な根拠を生み出すキッカケになるんですね。
なぜ?と考えることで仕事の説得力が増す
なぜ?と考えることで仕事の説得力を増すことができます。
なぜなら、分からないことを「なぜ?」を使って解明することで、誰かに質問を受けた際も明確な回答ができるようになるからです。
仕事ができる人は1つのことに対して詳しい傾向があります。
自分の仕事を説明する際も、細かな部分まで説明できる。
相手からの質問にも迷うことなく回答できるという点が説得力を増すポイントになっています。
「でも、仕事において毎回なぜ?なんて考えてる時間ないよ!」
確かにそうかもですが、なぜ?と考える人こそが後に大きな成果を上げていたりします。
仕事における努力とは作業量であり、人よりも1つのことに対して行動した方が成果が出やすいのです。
- 堀江貴文:ビジネスや宇宙開発に詳しい
- 明石家さんま:お笑いを追求している
- イチロー:野球への探究心がすごい
ここで紹介した著名人のように、なぜ?を明確にすることで仕事の説得力が増すことは間違いありません。
自分の疑問を解決することで、人の疑問も同時に解決しているんですね。
つまり、どんな疑問もなぜ?を使って明確化することは非常に重要なことなんです。
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仕事で結果を出す努力とは何だ?【結論:作業量でしかありません】
なぜ?を追求して考えると仕事の方向性が定まる
なぜ?を追求していくと、仕事の方向性がどんどん明確になります。
なぜなら、ゴールはもちろん、そこまでの道のりも鮮明にすることができるので自信を持って進むことができるからです。
方向性が定まっていない仕事は良い結果を招くことはありません。
表面的には綺麗に仕上がっているように見えても、中身がなければ人の心は動かないものです。
例えば
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大工Bはなぜ?の思考で未来の災害についても考えています。
AとBが同じレベルの大工の場合、良い結果を残せるのは大工Bと言えるでしょう。
仕事経験が長ければそれなりに良い仕事ができるようになります。
ただ、なぜ?の思考を忘れてしまうと、それ以上の結果が出ることはありません。
時代や環境が変わっていくなら、なぜ?という疑問は毎日湧いてくるはずです。
なぜ?と考える人は成長スピードも早く方向性がブレにくいのは確かです。
自問自答した結果、見つけた1つの光に対して進んでけるようになるんですね。
自分の仕事にいまいち自信が持てない人は、なぜ?を考えることでゴールを明確化できるでしょう。
「なぜ?」質の高い仕事をしたい人におすすめの思考法
ということで、ここでは質の高い仕事をしていくための「なぜ?」を使った思考法について解説します。
なぜ?の思考法は
- セルフディスカッション
- セルフディベート
という2つの方法があります。
1つ1つの具体的な方法を見ていきましょう。
セルフディスカッション
1つ目の方法は「セルフディスカッション」です。
セルフディスカッションは、現状に対して5つのWと3つのH(5W3H)を使って自分の考えを深堀する作業です。
5つのW
- When:いつ
- Where:どこで
- Who:誰が
- Why:なぜ
- What:何を
3つのH
- How:どのように
- How many:どのくらい
- How much:いくら
5W3Hを自分の考え方や仕事のプランに投げかけてみましょう。
これにより、考える作業を効率化することができます。
よくある疑問として「何から考えていいのか分からない」というものがありますが、結論としては何から考えてもOKです。
というのも、セルフディスカッションは疑問を解決する思考法なので順番を考える必要はないかと。
5H3Wは仕事以外で誰しもやっている思考
とっても便利な思考法ですが、仕事以外では誰でも普通にやってることなんですよね。
<例>バス釣りが趣味の人
- なぜ今日は釣れないんだろう?
- 天気?気温?時間帯?水の透明度?
- もっと深い場所を派手な色のルアーで狙ってみるか
- 釣れた!
こんな感じです。
自分が自然に没頭できるものでは、みんなやってることなんですが仕事になるとなかなかできないのが現実ですよね。
結果を出したい→5H3Wで試行錯誤→完成度の高い仕事ができる
なぜ?を使って仕事に結果がもたらされるのは、非常にシンプルな考え方と言えるのではないでしょうか。
セルフディベート
2つ目の思考法は「セルフディベート」です。
セルフディベートは、自分に疑問を投げかけて討論していきます。
自分が立てた仮説に対して「でも」や「なぜ」を投げかけていきます。
セルフディスカッションに似ていますが、もっと普通に会話する感じです。
セルフディベートではセルフディスカッションの5W3Hも活用します。
<例>安いギターは音が悪いという仮説 そもそも「安い」っていくらくらいのことを言うの?
10万円以下のギターだね。というのも10万円以下のギターは、それぞれのパーツを違う場所で作って組み上げられたりしてるから一貫性がないんだ。 一貫性がない10万円以下のギターはなぜ音が悪いの? それにはいくつかの理由があるんだ。
ざっと挙げるとこんな感じだね。 そうなんだ。ボディの密度が高い方が良い音になるの? そうだね。例えばバンド演奏で安いギターを使うと、音の太さや芯のある音が出なくて埋もれてしまうんだよね。合板のギターはこういった問題があるんだ。 でも、なぜ合板ではないギターは値段が高くなるの? 単板でギターを作る場合、大きな木の板が必要になる。しかもギターとして使うには何年も乾燥させなければならないんだ。乾燥させている中で単板が割れてしまうこともある。単板からギターを作るには、お金も時間も労力もかかる。だから値段が高くなるんだ。 そうなんだ!なるほどね。高いギターはそれだけ労力がかかっているんだね。 うん。だから安いギターの音が悪いと感じるんだ! |
セルフディベートを短くまとめるとこんな感じです。(※本来はより討論を重ねます。)
自分が立てた仮説に対して、なぜ?を中心に様々な質問をぶつけてみてください。
自然と仮説が深堀されていきます。
仮説が間違っていることも多々ありますよ。
しかし、セルフディベートをするからこそ、気づけたわけで討論を終えた後はかなり満足感があります。
今ひとつ自分の仮説に自信が持てない人にはセルフディベートが非常におすすめです。
2つの思考法から導き出した答えを仕事に活用する
セルフディスカッション、セルフディベートから導き出した結論は仕事に活かしてこそ効果があるというものです。
ここで終わってしまっては自己満足になってしまいます。
どんな仕事でもマクロの視点で観察すれば、様々な「なぜ?」が隠れているはず。
このなぜ?を1つ1つ明確にしていくことで、最終的にできあがるものの完成度が高くなるんです。
- 「あなたは深いところまで計算していますねぇ」
- 「そこまで調べてくれたんですか?ありがとうございます!」
なぜ?を繰り返し考えてたどり着いた答えを仕事に活用すれば、クライアントの満足度も比例するでしょう。
中には「そこまで考えなくていい。もっと適当でいい。」という適当な人もいますが、深い思考を繰り返していけばそういった人は自然といなくなるもの。
小さなことでも、なぜ?を使って考える時間を設けることで仕事は深みを増すということを覚えておきましょう。
「なぜ?」と考えることは仕事の質を高めること
仕事に対して、なぜ?と考えることは仕事の質を高められます。
なぜ?と考える行為は、あなたの成長スピードを加速させる上でも重要な役割を果たすでしょう。
特にいつも同じようなミスを繰り返してしまう人には、なぜ?の思考法が効果的です。
自分を深堀するとアイデアはいくらでも出てくる
なぜ?どうして?うそでしょ?
こういった疑問を自分に投げかけていくと、次第に新しいアイデアや疑問が湧き上がってきます。
考えながら仕事をすると、自分の思考がアメーバ状に広がって様々な発想ができるようになるんです。
個人的には
物事を深く考えること=人生の選択肢を広げること
だと思っていまして、とても大事なことだと感じています。
特別何も考えていなかったら、今も日本でアルバイトをしていただろうし(笑)
人間誰しも知らないから怖いってことが多いのではないでしょうか?
表面的なことばかり調べて真相を理解しないから、怖くて前に踏み出せないことって沢山あると思います。
そんな時は「なぜ自分は恐れているのか?」から考えてみると良いですよ。
確信できる結論に触れて新しい発想が出れば自然と足が前に進むはず。
自信を持って前に進むためには考えることが何よりも大事なんですね。
「なぜ?」と考えるキッカケをくれる良書3冊
今まで自分の中に「なぜ?」が浮かんでこなかった人は本を読むことをおすすめします。
本は新しい価値観に触れられる最もコスパの良い買い物なんですよ。
「こんな考え方もあったんだ!」
今の仕事に今ひとつ充実感がない人は、なぜ?を育むためにも以下の3冊を読んでみてください!
嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え
哲学者アルフレッド・アドラーの目からウロコの価値観に触れられる1冊。
「過去があるから今の自分がいる」という一般的な考え方を真っ向から否定しています。
「変わりたいとは言いつつも前に進みたくないから過去を言い訳にして止まっている」
この本を読むと「なぜ今まで自分は物事を表面的に判断していたんだろう」と考えるキッカケになります。
人の目が気になって身動きが取れないって人にもベストな良書です。
ワーク・シフト-孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
未来の働き方について解説された一冊。
エネルギーと環境問題やテクノロジーの進化によって、未来がどのように変わっているのかをリアルに予想しています。
この本を読むと、今の現状に満足して考えもせずに生きていることはリスクでしかないと気付かされます。
様々な仕事が機械に代替えされる中、僕たちがどう生きていくべきかを深く洞察した良書です。
ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン
「なぜ?」という疑問が持つ力を本を通して体感できる一冊。
簡単に説明すると
- 弟子にあなたが最も賢いと言われる
- 無知を自覚していたソークラテースは、自分より賢いと思う人に問答する
- 結果、賢いと思った人たちは自分が言っていることを深く理解していないことに気づく
- 頭のおかしい人間として死刑にされる
というストーリーです。
この本を読むと無知と自覚して知ろうとする者こそが賢い人間ということが分かります。
現状に満足して何となく考えて生きていた僕に、刺激を与えてくれた良書です。
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【DaiGo式】本の内容を記憶する方法が思いの外よかったのでシェア
なぜ?と考える力を身につけて仕事を楽しもう
なぜ?と考えることは、自分を成長させてより良い仕事をしていくための第一歩になるでしょう。
「いやいや、自分は楽に生きれればそれでいいんだよ」
確かに楽に生きたいですよね!
でも、僕は過去にそのような考え方で生きていまして大分苦労した思い出があります(笑)
過去のできごとを考えてみると、良い結果が出た時はしっかり考える時間を設けた時でした。
考える=なぜ?と自問自答すること
のような気がしてまして、時間のある時にダラケてしまうのではなく「なぜ?」を見つける作業に使うと、より楽しい仕事や人生になってくると信じています。
自分の仕事に自信が持てないと悩んでいる人は、なぜ?と考えてみるクセをつけてみてはいかがでしょうか?
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【残念!】フリーランスは不安定というのはネガティブなことじゃない
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