
夢と目標ってどんな違いがあるんだろう?「夢ばかり見てんじゃねぇよ」とか言われるけど、目標なら持っててもいいのかな?夢と目標の違いや達成率を上げる秘訣を知りたい。
こんな疑問に答えます。
僕はもともと東京で13年ほどバンドマンをしてました。
当時は夢と目標を混同して、めちゃくちゃ生産性の低い生活を送っていましたね。
そんな僕も今ではフリーランス7年目で、海外を転々としながら月50万円以上稼げるようになったんです。
自分の願望を叶えられたのは、夢と目標の違いを知ったからでした。
本記事では、夢と目標の違いや具体的な達成プロセスをお届けします。
夢と目標の違いは計画性があるかないかです

まず、夢と目標の違いについて見ていきましょう。
- 夢=遥か遠くにある理想
- 目標=具体的に達成できるゴール
上の画像にある通り、目標は夢の通り道といった感じですね。
以下で詳しく解説します。
夢=遥か遠くにある理想
「夢」とは、壮大で遥か遠くにある「理想」のようなもの。
- バンドマンで成功する
- トップモデルになる
- F1レーサーになる
例えば上記のような感じです。
誰しも夢に想いを馳せたことがあるでしょう。
具体性がなく漠然としていて「叶ったらいいな」っていうのが夢かなと。
目標=具体的に達成できるゴール
「目標」とは、達成可能なゴールです。
- 6ヶ月後までに副業で月5万円稼げるようになる
- 7月30日までに3kgダイエットする
- 明日、好きな〇〇ちゃんに話しかける
夢との大きな違いは、具体的な数字や期限が決まってること。
もしも漠然と「副業で月5万円稼ぐ」だけだったら、目標としては意味をなしていません。
目標は常に数字ありきということを覚えておいてください。
ここを理解すれば、夢と目標の違いは自然と明確になりますよ。
目標は夢を叶えるためのプロジェクト
はじめのピラミッド画像を見れば分かりますが、目標はいくら細分化してもOK。
なぜなら、目標の目的は「達成=ゴール」することだからです。
- 長期目標
- 中期目標
- 短期目標
このような期間の長さが違う目標があるのは、細分化しているからなんですね。
つまり、小さな目標(プロジェクト)をいくつもクリアすることで大きな目標を達成できる。
結果的に夢を叶えられるといった仕組みになっています。
論理的な思考で夢をとらえられるようになると「達成できるかも」とリアリティが湧きますよね。
夢を夢で終わらせたくない人は、必ず上記のプロセスを理解しましょう。
夢を叶える3つの手順:細分化して目標に変換する
ここでは「夢」を「目標=プロジェクト」に細分化して、達成率を上げる方法を解説します。
- プロジェクト(目標)を洗い出す:数値化
- プロジェクトに優先順位をつける
- プロジェクトをスケジュールに落とし込む
どんな夢にも応用できるので、チャレンジしてみてくださいね。
①プロジェクト(目標)を洗い出す:数値化
まずは夢を叶えることに関連するプロジェクトを洗い出しましょう。
あなたの夢が叶っていないのはなぜでしょうか。
それは何かが足りていないからです。
「何をどうすれば夢に近づくのか」を書き出してみてください。
今回は「25歳までにバンドマンで食えるようになる」という夢を基準に考えていきます。
ちなみに現在の年齢は20歳とし、5年の猶予があるとしましょう。
足りないことをひたすら洗い出す
夢が「25歳までにバンドマンで食えるようになる」で、現在の自分が食えてないのはなぜでしょうか。
足りないことをリストアップしましょう。
- 知名度が圧倒的に低い
- ライブやレコーディング、機材を買う金がない
- 自分を含めバンドメンバーのスキルが未熟
- 見た目にまとまりがない
- ファンがいない
こんなふうに漠然とした「足りないこと」を書いていきます。
大きな夢になればなるほど、リストは壮大なものになるはずです。
根気よくリストを作ってください。
足りないことをプロジェクトにする
次は足りないことをクリアするためのプロジェクト(目標)を作っていきます。
例えば「知名度が圧倒的に低い」をプロジェクトにすると
- 長期目標:1年後にTwitterのフォロワーを1万人にする
- 中期目標:6ヶ月後までにフォロワーを5,000人にする
- 短期目標:3ヶ月以内にフォロワーを1,000人以上にする
みたいになってくるかなと。
ちなみに知名度を上げる方法もいろいろあるので、Twitterに固執する必要はないです。
上記の目標には「いつまでに何をする」は含まれていますが「どうやって」が抜けていますよね。
プロジェクトを作る際はできる限り具体性を持たせましょう。
大体こんな感じです。
やるべきことが分かっていれば、あとはプロジェクトを実行するだけですからね。
夢を叶える第一段階は、プロジェクトをひたすら作ってください。
※補足:プロジェクトを作る際は、ポストイットがあると便利です。
②プロジェクトに優先順位をつける
プロジェクトがリストアップできたら、次に優先順位をつけていきましょう。
夢が「富士山の頂上で日の出を見る」の場合、以下のようなプロジェクトがあると思います。
- 次の8月までに登山グッズを買う
- ジョギングして心肺機能を高める
- 登山に関する情報収集
- 標高が低い山でトレーニング
- 7月末までに〇〇円貯める
例えばこんな感じで、プロジェクトが散らばっていると思うので「何からやるべきか」順位をつけていきましょう。
- 7月末までに〇〇円貯める
- ジョギングして心肺機能を高める
- 登山に関する情報収集
- 次の8月までに登山グッズを買う
- 標高が低い山でトレーニング
こんな感じでしょうか。
人によって重要なポイントは違うので、あなたなりの優先順位をつければOKです。
物語をスムーズに完成させる感じでパズルを組み立てていきましょう。
完璧を求める必要はありません
プロジェクトは完璧を求めるものではなく、行動するための仮説に過ぎません。
夢を叶えたことのない人が完璧を求めても、成功できるか分かりませんよね。
だからこそ、まずは仮説を立てて行動できる基盤を作ることに集中しましょう。
③プロジェクトをスケジュールに落とし込む
プロジェクトに優先順位をつけられたら、スケジュールに落とし込んでいきます。
プロジェクトを達成するための細かい行動を、日々のタスクに落し込んでいく作業です。
カレンダーやメモ帳なんかに書き出して、毎日実行できるようにしてください。
例:6ヶ月後までに副業で月5万円稼げるようになる
上記の目標を達成するには、以下のような流れになるかなと。
- 副業の職種を決める
- クラウドソーシングに登録する
- 案件を獲得する
- スキルアップ→単価アップを目指す
- 月5万円稼げるようになる
この目標をスケジュールに落とし込むとしたら、以下のような感じです。
- 未経験OKだからライターに挑戦する
- ランサーズとクラウドワークスに登録
- 未経験OKの案件に全て応募する
- 案件を消化しつつスキルアップして単価交渉する
- 月5万円稼げるようになる
1〜3までの項目は最短即日達成できますよね。
4番目の項目は1〜3ヶ月ほどかけて問題ないでしょう。
ここから逆算すると、4ヶ月目には目標を達成できるかもですね。
実践して上手くいかないなら軌道修正する
タスクを実行しているにも関わらず、思ったような結果が得られないことは多々あります。
なぜなら、未知の領域に挑戦しているからであり、予測なんてできないからです。
問題が起きたら、立ち止まって新しい仮説を立てましょう。
これを繰り返せば、着実に夢に近づいていけますよ。
夢は目標に変換して、さらにタスクに落とし込むことで叶えられる確率を上げられます。大きな夢を持っている人こそ、細かいタスクまで落とし込むことが大切なので、今すぐ実行してくださいね!

夢を目標にしてもほとんどの人が達成できない理由
夢を具体的な目標や行動に変換したのに、実際はほとんどの人が達成できていません。
それは一体なぜなのか…
原因と理由を以下にまとめました。
- 具体性が増したら行動するのが怖くなった
- 目標設定が甘くて実現不可能すぎた
- 行動量が足りなすぎた
具体性が増したら行動するのが怖くなった
あなたは心の奥底で「夢を夢のまま終わらせたい」と思っていませんか。
夢を具体的な目標にしたらリ現実味が湧いて怖くなっていないでしょうか。
実はこういった人結構多いんです。
僕は「副業で月5万円稼ぎたいんですけど、何をしたらいいですかね?」と聞かれることがよくあります。
この時、僕はめちゃくちゃ具体的な行動リストを教えていました。
結果はどうかと言いますと9割近くの人が実践せずに終わります。
なぜなら「行動=変化する=怖い」という心理が働くからですね。
人間誰しも「コンフォートゾーン=安全地帯」にいようとします。
この自分を理解して殻を破らない限り、理想の自分はいつになっても手に入りません。
行動するのが怖いのは一瞬だけなので、思い切って飛び出しちゃいましょう。
\以下の動画がめちゃくちゃ心を打ちますよ/
目標設定が甘くて実現不可能すぎた
誰でもはじめは目標設定の初心者であり、甘い見積もりをしがちです。
「今月中に〇〇をすることができなかった…」と落ち込む必要はありません。
ほとんどの人が自分を高く見積もってしまうため、ズレが生じているだけです。
とある実験結果から分かったのは「自分が見積もった最大の期限の1.5倍が現実的」と言われています。
- 自分の見積もり:7日以内にブログを始める
- 最適な見積もり:11日以内にブログを始める
上記のように、自分が考えた見積もりに1.5倍の余白を設けてあげましょう。
自分で作った目標を達成できないとネガティブになりやすいです。
達成しやすいように余白を作ってあげることもポイントになります。
行動量が足りなすぎた
最後はシンプルに行動量が足りてないパターンですね。
ほとんどの人が行動量の問題で、目標や夢を叶えられずにいます。
僕も漏れなく行動量が足りません(笑)
目標を達成するには、いつだって行動しなければいけません。
しかし、人間は楽を好むもので、いつだって行動しない理由付けをします。
- 明日からでいいや
- 今日は大事な飲み会があったな
- 外せないテレビ番組があった
僕たちは理由を作る天才です。
ただ、楽したい自分に従って行動をおろそかにすると、いつになっても目標を達成できません。
目標を達成できなければ夢も叶いませんのでストレスが溜まります。
ストレスが溜まった結果、僕たちは酒やタバコなど悪いものに依存するんですね。
行動量を増やすと疲れますし、結果が出ないと泣きそうになります。
しかし「やらなかった」という後悔よりはよっぽどマシです。
- スキルアップした
- 経験値がついた
- 自信がついた
結局、行動量を増やした方が、いい人生になるので信じて動き続けましょう。
\ついつい楽な道を選んでしまう人は、以下の動画を参考にしてください/
夢を目標に落とし込んで行動を積み重ねよう
夢と目標は似ているようで大きな違いがあります。
- 夢=遥か遠くにある理想
- 目標=具体的に達成できるゴール
目標はプロジェクトなので、どんどん細分化してクリアしやすいタスクを設定しましょう。
夢の視野を広げることも大切です
例えば、バンドマンで成功したいと願う人は多いですが、何が成功なのでしょうか。
- 有名になること
- 大金を稼ぐこと
- 女の子にモテること
- 誰かに喜びを届けたい
- 誰かを感動させたい
上記のような目的ならバンドマンで成功しなくても実現可能です。
野球選手になりたかった友人が、結果的に選手のトレーナーをしていますが、彼は今幸せそうで仕方ありません。
僕自身、13年ほどバンドマンをしていましたが、後半は惰性でバンドを続けていた感じです。
僕が大尊敬する「Shing02」の「殴雨(なぐさめ)」という曲の中に胸を打つリリックがあるので引用します。
本音はね、疲れちまってる。好きだけれど嫌々やってる。
あなたが夢を追いすぎるあまりに、このような感じになっているのなら立ち止まって自分と会話するのもアリだと思います。
惰性で何かをやっていい結果が出ることはありません。
とにもかくにも行動を積み上げましょう
何だかんだ言ってきましたが、新しい行動をして後悔することはないはずです。
少しでも気持ちよく生きて、かつ夢を叶えられるように小さな目標をどんどん消化してみてください。
この記事を読んだ誰かの夢が叶うことを心から願っています!