最近、ライター業の外注化を始めました。
いろんなライターさんと触れ合う中で、最も驚いたことがSEOスキルの未熟さです。
「SEOを意識して書ける人」
この言葉は、ほとんどのライター募集案件に記載されている条件の1つ。
つまり、Webライターにとって必須のスキルとも言えるのがSEOなんですね。
ただ、SEO対策の方法は人によって違います。
- キーワード入れる
- コピペ率下げる
- 長文にする
例を挙げればキリがないほど、SEO対策の情報は溢れているもの。
ちなみに本ブログでは、以下のようなキーワードで検索1位を獲得しています。
そこで、この記事では「SEOの本質は何か」について私見たっぷりに紹介します。
Webライターが知るべきSEOスキルの本質とGoogleの進化
SEOに関する情報は溢れかえっていますが、ここでは本質的な話をしていきます。
- 読者の問題を解決するのがSEOの本質
- Googleは最早コピペ率で判断しないことも
- 誰が何を誰に伝えるかが重要な話
以下で詳しく見ていきましょう。
読者の問題を解決するのがSEOの本質
そもそも、SEOが大事とか言われるのはなぜでしょうか?
結論は超シンプルで、誰しも検索上位を獲得したいからですね。
検索上位を取ることで
- 企業サイト→認知度・注文率アップ
- ダイエットメディア→アフィリ売上アップ
- コラムサイト→アクセス・アドセンス報酬アップ
などなど、サイトのメリットに直結するからです。
ただ、SEOの本質は「読者の問題を解決すること」に尽きます。
これは、Googleが掲げる最も重要な方針です。
以下の動画を見ると、検索エンジンの本質が分かると思います。
例えば、読者が「東京駅 場所」というキーワードで検索したとします。
この際、Googleが上位に表示する情報は「東京駅の場所」ですね。
地図を始めとした公式情報を表示することで、読者はストレスなく東京駅の場所を突き止めることができます。
検索キーワードに対して読者が知りたいことをまとめてみました。
検索キーワード | 読者が知りたいこと |
渋谷 カフェ おすすめ | 渋谷でおすすめのカフェが知りたい |
肉じゃが 作り方 | 肉じゃがの作り方が知りたい |
転職 失敗 | 転職の失敗談が知りたい
失敗しない方法が知りたい |
読者が知りたいことを迅速に提供することがSEOの本質であり、Webライターが最低限知っておくべきことなんですね。
ここを理解していないと検索上位を取る記事を意識的に書くことはできません。
Googleは最早コピペ率で判断しないことも
コピペチェックはWebライターの大事な仕事です。
ただ、Googleは必ずしもコピペ率の高いコンテンツを除外するわけではありません。
経験上、コピペ率40〜50%くらいなら検索1位を取れちゃうこともありました。
丸パクリしたコンテンツは、そもそも存在意義がありませんが重要なのは読者にとって有益な記事かどうかですよね。
「コピペ率が下がらない」と言い回しを変えたりすると、読者にとって要らないコンテンツになってしまうこともあります。
Webライターとしてコピペ率を下げることはやるべきことですが、その先にある読者の気持ちを無視してはいけないということですね。
コピペチェックよりもGoogleの検索エンジンの方がよっぽど優秀です。
クライアントが定めるコピペ率が低すぎて、良いコンテンツにならない時は相談するか他の案件を探した方が良いかもしれませんよ。
誰が何を誰に伝えるかが重要な話
どのコンテンツでも共通して言えることですが、大事なのは誰が何を誰に伝えるかということです。
以下に良い例と悪い例を載せてみました。
<良い例>
- 誰が:転職経験者
- 何を:転職に成功するコツを
- 誰に:転職を考えてる人に伝える
<悪い例>
- 誰が:バイトしかしたことない人
- 何を:転職に成功するコツを
- 誰に:転職を考えてる人に伝える
こんな感じです。
「じゃあ自分に書けることなんてほとんどないんですけど〜!」
こういった意見が聞こえてきそうですが、それはちょっと違います。
大事なのは、あなたが書き手として誰になるかってことです。
キーワードによって、あなたが誰になるべきかは異なります。だからこそ、まずは自分が誰で何を誰に伝えるのかを明確にするべきかなと。
そうすると読者が読みやすい記事が完成すると思います。
WebライターがSEOスキルを上達させる方法
ということで、WebライターにとってSEOスキルは重要なので意識的に勉強していきましょう。
- 検索上位のページを分析・本質を理解する
- Googleのサジェストと関連ワードから学ぶ
- 分からないことはクライアントに相談する
検索上位のページを分析・本質を理解する
記事を作る前に、まずやるべきことですね。
- キーワードで検索
- 検索上位にある記事を分析
ここでは「どんな記事が読者に求められてるのかな?」という本質を理解しましょう。
読者がどんな層なのかを明確にすると書き方が見えてくるはずです。
- 年齢
- 性別
- 知識レベル
- 口調
- 感情
そのキーワードを検索するユーザーの年齢や性別などをイメージすると、読まれやすい記事が作れるかなと。
やっちゃいけないのは、いろんな人のために書くことです。
- 初心者向けの記事なのに専門用語を使ってる
- 女性向けの記事を男性に向けて書いてる
- 悲しい感情の人を更に悲しくさせる記事
ターゲットを絞らないと、上記のような問題が起きたりします。
そのキーワードで最も多く検索するのはどういった層なのかを、検索上位に表示される記事から想定していきましょう。
Yahoo!知恵袋も役立ちます
想定読者(ペルソナ)を明確にするなら、GoogleだけでなくYahoo!知恵袋なんかも便利です。
Yahoo!知恵袋は、悩みを明確にするためにこと細かく状況を書いてくれてたりします。
ここから、想定読者を絞っていくことも可能です。
Googleのサジェストと関連ワードから学ぶ
読者にとって有益な記事を書く上で重要なのが、サジェストキーワードと関連キーワードです。
サジェストキーワードはこちら
Googleで「SEO」と入力すると、上画像のようなサジェストキーワードが表示されます。
「サジェスト=提案」という意味で、ユーザーが文字を全て入力する前にGoogleが「これでしょ?」と提案してくれるものですね。
続いて関連キーワードはこちら
検索結果の最下部に表示されるもので、関連性の高いキーワードになっています。
サジェストと関連キーワードを分析すると、読者が知りたいことがより明確になるかなと。
読者の疑問は1つとは限りません。だからこそ、サジェストや関連キーワードを参考にして1つの記事で疑問を解消できるようにしてあげましょう。
そうすれば「この記事読んで良かった」と思ってもらえるはず。
分からないことはクライアントに相談する
Webライターはブロガーと違って、クライアントが求める記事を書かなければいけません。
しかし、クライアントによって求められる記事の感じは大きく違います。
だからこそ、分からないことがあったら直接聞くべきですね。
発注側としては質問してもらった方が良い
僕はWebライターとして引き請けた案件を、他のライターさんに発注して書いてもらうこともあります。
クライアントが求めている記事のテイストは伝えたりしますが、イメージ通りの記事が上がってくることは少ないですね。
修正依頼をすると「やっぱそういう感じだったんですね〜」と言われることも。
マニュアルや口頭だけで記事のイメージを伝えるのは難しいです。
例えると、美容室に行って「この髪型にしてください」と写真を出したにも関わらず、全く違う髪型になって萎えるみたいな感じ。
「分からないなら質問して!」と素直に思います。
クライアントによって、SEOをどのように意識してるかも違ったりするので、不明なポイントはどんどん質問しましょう。
WebライターのSEOスキルは良質な記事を書く上で欠かせません
Webライターとして、良い記事を書きたいと思うならSEOスキルを学びましょう。
何も考えずに記事を書くよりも、SEOを意識しながら書く経験を積む方がクライアント、読者ともに嬉しいはずです。
ちなみにWebライティングの基礎スキルを網羅的に学べるおすすめの本はこちら
読書でインプットしつつ、良質な記事とは何かを考えつつWebライターとして記事を書いていきましょう。