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Googleドキュメント→WordPressは【Markdown→txt形式】がベスト

2022年5月22日

僕は現在、ライターとして複数のクライアントと仕事をしています。

執筆ツールはGoogleドキュメント一択なんですが、WordPressに入稿する際に余計なHTMLがついてしまう問題がありました。
ここでは、僕なりのGoogleドキュメント→WordPressの入稿方法と原稿の書き方を紹介しておきます。

結論としてGoogleドキュメントは最高の執筆ツールなのですが、クライアントからの要望によっては一手間加えないといけないこともあるんですね。

今回はライター歴3年の僕が、GoogleドキュメントからWordPressへ入稿するおすすめの方法を紹介します。

Googleドキュメントはライター必須のツール

Googleドキュメントは、Googleが提供している無料のドキュメント作成ツールです。

簡単に言うとWordの無料版という感じで、機能も似ています。ブラウザ上ですぐに使い始めることができるため、ライター業界では必須ツールとして利用されています。

以下にGoogleドキュメントの特徴をまとめました。

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オンライン上で自動保存される

Googleドキュメントは、GoogleのクラウドサービスであるGoogleドライブ上に自動保存されます。

そのため、いちいち保存ボタンを押す必要はありません。後から保存履歴を直して、復元することも簡単にできるのが特徴です。

GoogleドキュメントはWord形式にも変換可能

クライアントによってはWord形式で納品してほしいと言われることもあります。

Googleドキュメントなら、Word形式に変換するのもボタン1つで可能です。またWordが入っていないPCでもGoogleドキュメントがあれば読み込むことができちゃいます。

Googleドキュメントオフラインでも作業できる

Googleドキュメントはインターネットの繋がらないオフラインの場所でも作業できるんです。

オフライン環境ではPC内にデータを保存できるようになっています。インターネットに繋がると自動でバックアップを取ってくれるのも嬉しいポイントです。

こんな感じでGoogleドキュメントは、今までのWordなんかでありがちだった保存し忘れるミスや、Wordがない環境でも作業できる優れ物なんです。

納品もURLを添付するだけでOKで、クライアントと一緒に記事の修正をすることもできたりします。クライアントからしても管理しやすくメリットの多いGoogleドキュメント。

しかし、ちょっとした問題点も…

GoogleドキュメントはWordPressとの相性が微妙

単純なテキストのみで装飾もなしなら全く問題ないのですが、クライアントによっては見出しや文字装飾をして欲しいと依頼されることもあります。

僕のクライアントの例としては

  • クライアントA:Googleドキュメントの見出し機能を使う
  • クライアントB:太字にする
  • クライアントC:【H2】と記載する

こんな感じで全てのクライアントが共通なわけではないんです。

でね、何が一番ネックになるかというとWordPressに直接入稿するパターンなんですよ。

直接入稿の場合は、Googleドキュメントで下書きをすることになります。何で下書きが必要かというと、クライアントのサイトを触る時間を強力減らすためです。

不要な操作をしてサイトにトラブルが発生するのはごめんなので、僕は必ず下書きします。

このブログでももちろん同じで

  1. Googleドキュメントで記事を下書き
  2. WordPressにコピペ
  3. 文字装飾や画像を設定して公開

という流れです。

今までもこんな感じで記事をアップしてきたのですが、気になる問題がありました。

要らないHTMLがついてしまう

これ本当にショックなんですよね…

下の画像がGoogleドキュメントで書いた下書きをWordPressの「ビジュアルモード」にコピペした際のHTMLです。

ちなみに通常のHTMLがこちら

同じ文章ですが必要最低限のHTMLになっているので見やすいですよね?不要なタグがついていると後の編集が面倒になることも多いし、クライアントによっては非常に煙たがられます。

この問題に気づいてる人って意外と少ないのではないでしょうか?

今まで何も気にせずGoogleドキュメントからWordPressにコピペしていた人は、一度確認してみてくださいね。

僕が行き着いた方法は【Markdown→txt形式】

Googleドキュメントで作成した下書きをコピペした際に、不要なHTMLがつかないようにするには「txt形式」に変換してダウンロードするのがオススメです。

シンプルなtxt形式であれば、不要なHTMLがつくはずがありません。ただ、txt形式にすると残念なことに見出しやリスト表示がリセットされてしまうんですよ。

そんな時のために覚えておくと便利なのが「Markdown」です。

Markdownとは

Markdownは、テキスト形式で書いた文書からHTMLを生成するために作られた言語です。

こんな感じでシンプルな記号を入力しておくと、後にHTMLとして変換することができます。

Markdownをちょっとでも覚えておくと、ブログ執筆の際に何かと役に立つんです。特にテキストエディタで下書きすることの多い人なんかは、文書入力を効率化できるのでオススメですよ。

MarkdownでできることはMarkdown記法 サンプル集を見てみてください。

GoogleドキュメントからWordPressへの入稿方法

実際にWordPressへ入稿する流れを紹介します。

  1. GoogleドキュメントにMarkdownで下書き
  2. 下書きをtxt形式でダウンロード
  3. Markdown→HTMLに変換
  4. WordPressのテキストモードにコピペ

GoogleドキュメントにMarkdownで下書き

初めにMarkdownを使いながら下書きしておきます。

普通のテキストとMarkdownを使いながら記事の下書きを完成させてください。

初めのうちはMarkdownだと見出しが見にくかったりしますが、慣れるまでの辛抱です!

下書きをtxt形式でダウンロード

Googleドキュメントで下書きが完成したら、txt形式に変換してダウンロードします。

Googleドキュメントの画面左上にある「ファイル」から「形式を指定してダウンロード」→「書式なしテキスト(.txt)」の順にクリックして、ダウンロードを完了させてください。

Markdown→HTMLに変換

次にtxt形式のファイル開いて内容を全てコピーします。

コピーしたテキストはMarkdownを簡単にHTMLに変換できるmarkdownテキスト変換ツールに貼り付けてHTMLに変換します。

>>markdownテキスト変換ツールはこちら

最上部の「Markdown」にテキストをペーストして「変換」をクリックします。

変換結果の「HTML」に表示されたテキストソースを全てコピーしてください。

WordPressのテキストモードにコピペ

最後にWordPressに貼り付けます。注意点はテキストモードで貼り付けること。

ビジュアルモードだと当然反映されませんので、必ずテキストモードでコピペしてください。

貼り付けが完了したら、プレビューで確認してみましょう。

このようにしっかり反映されていればOKです。

万が一、Markdownの記号入力ミスがあった場合は、WordPressのビジュアルモードで直しつつ、文字の装飾なんかもしていくと効率的かと思います。

ぶっちゃけ、この工程を毎回繰り返すのは面倒なんですけど、余計なHTMLを追加しないためにいつも実行してるんですね。

意味のないHTMLがてんこ盛りになるより、スッキリしてた方が良いに決まってますよね?

クライアントにも迷惑をかけないで済むので、WordPressに直接入稿する案件の場合はぜひ参考にしてみてください!

まとめ

Googleドキュメントは本当に便利なツールなんですが、WordPressと完全な互換性があるわけではありません。

ましてやライターは、クライアントによって異なる設定のWordPressサイトをいじることも少なくないでしょう。だからこそ、どんなサイトでも通用するような下書きを作れるようになっておくことが重要です。

今回、紹介した方法は手間が多いと感じる人も沢山いるはず。でも、慣れてくると一瞬で作業完了できるようになりますよ。

がっちゃがちゃのHTMLでクライアントに悪い印象を与えないためにも、Markdownの活用方法を覚えておきましょう!

  • この記事を書いた人

Taro Moteki

群馬県出身のフリーランスライターです。 Webライター、ディレクター、バナー制作、ブログ、EC運営などをしつつ海外を転々としてきました。日々の学びが誰かの役に立てば幸いです。

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