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【フランス人の食事】3ヶ月フランスに滞在して分かった日本との違い

2019年3月18日

フランス人って何でスタイル抜群の人が多いんだろう?特別なダイエットとかしてるのかな?実際にフランスに住んだことがある人から食事について聞きたいな。

こんな疑問に答えます。

僕は2018年12月から2019年の3月までフランス人の彼女に家に3ヶ月ほどホームステイしてました。

3ヶ月間一緒に時間をともにしてきた中で、驚くことが多かったので本記事でフランスの食事について解説します。

フランス人の食事【3ヶ月ホームステイした実情です】

結論から言うとフランス人の食事は本当に質素です。
日本人からすると「そんなんで大丈夫?」って思うかもしれません。

朝ごはんは極めてシンプルな食事

朝ごはんは、基本家族バラバラで食べます。

朝の食事メニューは

  • フランスパンにマーガリン or ジャム
  • クッキー
  • コーヒー

が基本ですね。

どこの家でも質素なことが多く、そこまで重要視していない印象です。
各自、早く起きた人から順番に食事をして仕事に出かけます。

日本の一般家庭のように母親が食事を作るという習慣はありません。
朝の食事は各自で行うのが普通でした。

日本では

  • お米
  • 納豆
  • 味噌汁
  • 漬物
  • 目玉焼き

みたいなメニューをよく見ますがフランスは違いますね。

昼ごはんは1日のメイン

お昼ごはんは、みんなで集まって食事をすることが多かったです。

昼のメニューは

  • パスタ
  • ソーセージとじゃがいも
  • サラダ
  • グラタン

みたいな感じでした。

ポイントは料理の品数は多くて2品ほどで、通常は1品だったこと。
パスタならパスタ、サラダならサラダのみと言う感じ。

足りない人はフランスパンとチーズを1キレずつ食べるくらいです。

朝、昼、夜を比較すると昼ごはんが最もよく食べているのが印象的でした。

日本でパスタ屋に行けば、ランチはサラダやスープもセットになっていると思います。
しかし、そのボリュームはフランス人の食事量よりも多いかなと。

ほとんどのフランス人が日本人と比べてかなり少食なイメージですね。

夜ごはんは質素なメニューが中心

夜ごはんは質素感がハンパじゃないです。

僕がフランスに3ヶ月滞在した中でよく食べた夜ごはんは

  • 野菜スープ
  • サラダ
  • ソーセージとじゃがいも

などです。

野菜スープは非常にシンプルで

  • 好きな野菜を切ってミキサーへ
  • 塩、コショウを少々
  • 水で濃さを調整

で完了です。

とてもシンプルですよね?夜ごはんの食事はスープのみってことも少なくありませんでした。

「そんなんじゃ足りなすぎるでしょ?」って思いますよね?

でも、実際は不満に思うこともなくお腹もそこまで空きませんでした。
フランスに着いた初日の夜ごはんがスープだったので、初めは衝撃を受けましたが(笑)

ちなみに料理は家族全員が担当します

フランスと日本の家庭で大きく違うのが、フランス人は誰でも料理を作るということです。

日本だと

  • お父さん:働くのが仕事
  • お母さん:家事とパート
  • 子供:学業

みたいな感じですが、フランス人は全員料理を作ります。

複数のフランス人女性に「もしも彼氏や旦那が料理をしなかったらどう思いますか?」と質問したところ、、、

「そんな男絶対付き合わない!」

という回答を全員からいただきました。

日本だと男性=仕事をすればOKみたいなノリがありますが、フランスではご法度ですね。
料理は暗黙の了解で日替わり当番制みたいになっています。

だから女性はもちろん男性の料理の腕前もハンパじゃないんです。
ここは日本人男性が見習うべきポイントですね。

フランス人の食生活から学ぶ食事の本質

少々話しが脱線してしまいましたが、フランス人の食事の本質を探ればスタイルキープしている秘訣が見えてきますよ。

ここでは、日本人の食事法の常識を捨てて以下を読み進めてみてください。
ダイエットしたい方はフランス人の食事から沢山のヒントをもらえるはずです。

毎回の食事に複数のおかずはいらない

日本人は基本的に炭水化物+〇〇という食事をしています。

米、麺、パンをメインに複数のおかずを毎食食べる人も少なくないでしょう。

しかし、フランス人は必ずしもパンを食べるわけではありません。
またお、おかずはなくメイン料理が1品というのが普通です。

ここで、日本人として考えてみてほしいのですが「あなたはなぜ、毎回複数のおかずを食べるのでしょうか?」

  • 栄養バランスのため
  • 質素に見えないように
  • いっぱい食べたいから

などなど、理由は様々あると思います。

ただ、おかずの品目を増やしても栄養のバランスが取れるわけではありません。
ほとんどの場合、何かが過剰で何かが足りなくなっています。

もしも健康やダイエットを本気で考えるなら、フランス人のように朝、昼、夜でトータル的にバランスを取ることも考えると良いでしょう。

質素にしたところで人間は死にませんし、シンプルな食事は体をクリーンに保つポイントにもなります。

米、麺、パンがなくたってOK

炭水化物がない食事に対して「それでは健康が保てない」と思う人もいるでしょう。

ただ、日本人の多くが炭水化物を過剰摂取しています。

  • ラーメン
  • お好み焼き
  • たこ焼き
  • 焼きそば
  • 根菜
  • お米

など、実は炭水化物を取りすぎているんですね。

炭水化物は太る原因でもあり、運動によって消費されなかったものは脂肪に変わってしまいます。
フィットネスをしているのに痩せない人は、単純に炭水化物を過剰摂取していることも多いかなと。

フランス人の食事には良い意味でこだわりがありません。

サラダだけとか、スープだけにすれば炭水化物の過剰摂取を防ぐだけなく、消化器官の疲労回復にも繋がります。

脂っこい食事を続けたり、複数の食べ物をミックスしていると体は疲れてしまうものです。
シンプルな食事をするからこそ、痩せやすい体をキープできているのは間違いないでしょう。

食べすぎない、だから太らない

最大の要因はこれですね。

余計なものを食べないから太らない

これは人間として思いっきり理にかなっていると思います。

また、栄養価の調整もシンプルな料理ならしやすいです。
複数のおかずで栄養バランスを取るよりも、シンプルな食事でバランスを取る方が簡単なのは間違いありません。

ダイエットしたい人の中には食べながら痩せる方法を探している方もいるでしょう。
これはある意味、正解なのですが食べながら痩せるためには運動を取り入れなければいけません。

多くのフィットネスジムは

  • 運動する→代謝量アップ
  • 食事改善→脂肪燃焼
  • 目標達成

という成功プロセスになっています。

しかし、当然ながら運動するのをやめて食事を以前と同じものにすれば、脂肪は増え体重も戻ります。

そのため、ダイエットの最も本質的な話しをすれば自分が必要な量だけ食べる=太らないになるはずです。

  • 1日にいくつものおかずを食べ、適当に栄養価を図った料理を食べる日本人
  • 質素でシンプルな食事をするフランス人

2つを比較した時、どちらが太りにくいのかは一目瞭然ですね。

綺麗な体をキープしたいなら、適度な運動も大切ですが、何よりも大切なのは入れすぎないことなのです。

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外食でフルコース料理を食べるのは特別な日だけ

シンプルな食事のフランス人ですが、もちろん外食では贅沢な食事をすることもあります。

ただ、日本人がイメージしやすい「フランス料理のフルコース」みたいな食事は滅多にしません。
レストランに行っても、基本は1品料理とワインを1本入れるくらいですね。

では、フルコースの食事をする時はいつかと言うと

  • 20歳、25歳、30歳などキリの良い誕生日
  • 学校の卒業パーティー
  • クリスマス

など、本当に特別な日だけなんです。

フランス料理のフルコースは値段も高いので、一般家庭のフランス人は頻繁に行けるわけではありません。

僕が滞在していたイヴォワールという街では、週末になるとレストランが混み合いますが9割は観光客でした。

基本的には質素な食事をしつつ、本当に特別な日だけフルコースを堪能するという感じです。

フランス人の食事法を取り入れてシンプルに生きよう

多くの日本人にとって、フランス人の食事はあまりにもギャップがあるでしょう。

フォアグラ、トリュフ、キャビアというイメージを持っている方もいるでしょうが、実際は野菜スープ、パスタにオリーブオイルかけただけ、サラダのみという感じなんですね。

日本人の僕たちにとって本当に健康的な食事とはどういったものなのでしょうか?

それはきっとシンプルで栄養価が分かりやすく必要にして十分な食事と言えるはずです。
この秘訣はフランス人の食事法からヒントをもらうことができます。

いいじゃないですか。夜ごはんが野菜スープだけだって!

僕はフランス人ならではの食事を3ヶ月続けたことによって、体調がよくなったことを実感しています。

「なんでフランス人は綺麗なんだろう?」という偏ったイメージを持っているなら、まずは偏った食生活をフランス式に矯正してみてはいかがでしょうか?

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  • この記事を書いた人

Taro Moteki

群馬県出身のフリーランスライターです。 Webライター、ディレクター、バナー制作、ブログ、EC運営などをしつつ海外を転々としてきました。日々の学びが誰かの役に立てば幸いです。

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