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【フランス人の節約術?】1ヶ月滞在してみて分かった金銭感覚の違い

2019年1月22日

節約したいのになかなかできないなぁ。あんまり質素な生活してると周りの目も気になるし…なんか良い方法ないかなぁ。そう言えばフランス人って節約家が多いみたいだけど本当なの?フランスに住んでる人教えて!

こんな疑問に答えます。

僕は現在、フランスのイヴォワールという場所に1ヶ月以上住んでいます。

フランス人家族と暮らす中で、お金の使い方や金銭感覚について日本とかなり違うことが分かりました。

そんな背景の僕が、フランス人の節約術や金銭感覚について紹介します。

フランス人と日本人にはどんな違いがあるのか

あなたはフランス人に対してどんなイメージを持っていますか?

ヴィトン、シャネル、ディオール、エルメス、カルティエ、クロエ、ルブタン…

このハイブランドは全てフランス発祥なんです。

だから「フランス人はセレブでしょ!」みたいなイメージを持っている人も少なくないでしょう。

僕のイメージは

  • 物価高い
  • セレブ
  • ナイフとフォーク

という感じでした(笑)

しかし、実際にフランスに長期滞在してみると全く違うことが分かったんです。

でも、これはあくまでも僕の感想。ということで、実際のデータを元にフランス人と日本人の金銭感覚の違いを探ってみましょう。

フランスと日本の失業率を比較してみました

こちらは日本とフランスの失業率を比較したグラフです。

フランスは2017年時点で9.68%日本は2.83%となっています。

単純に失業率だけ見ると日本の方が金銭的に豊かですね。

実際、日本は仕事を選ばなければお金を稼ぎ続けることはできると思います。

僕が旅を通して接してきたフランス人は、みんな口を揃えて「フランスは仕事を見つけるのが難しい」と言っていたのが印象的。

僕の彼女もフランス人ですが、仕事探しに関しては常にナーバスになると言っていました。

フランスと日本の1人あたりのGDP

次は1人あたりのGDPを比較してみました。

面白いことに、1人あたりのGDPは日本とフランスで似たようなグラフになっているんですね。

つまりお金を使っている金額はそこまで変わらないということ。

ただし、日本とフランスの物価は違います。

東京家賃高いよ〜」とか言いますが、パリは同じ間取りで倍以上しますしタバコも1,000円するんですね。

個人的な感覚では「フランス高い〜」って感じです。

お金を使う額は同程度でも、物価が大きく違うことを考えるとフランス人は節約家と言えるかもしれません。

幸福度ランキングはフランス23位、日本54位と大差

最後の比較として世界幸福度報告(WHP)も見てみました。

2018年度の幸福度ランキングでは

  • フランス:23位
  • 日本:54位

という結果になっています。

個人的な感想としては「失業率が低くてGDPも一緒くらいなのに幸福じゃないの?」って感じです。

フランスに比べれば、日本は物価も安くて仕事も豊富。給料も日本の方が安定しているイメージです。

大きく違うのは働き方

フランスは仕事の生産性が高い国としても知られています。

実際、それは事実でして1日の労働時間も短いです。

無駄な残業なんて絶対にしませんし休日もしっかりあります。

給料は日本と大差なくても、生産性の高いフランスの方が幸福を感じやすいのかもしれません。

フランス人と日本人の金銭感覚の違い

フランス人と日本人にはどのような金銭感覚の違いがあるのか。

沢山のフランス人と触れ合う中で見えてきた、日本人とのギャップを紹介します。

物よりも体験にお金を支払う

フランス人は物を買うよりも体験にお金を払います。

  • 旅行
  • イベント
  • アート

体験することに関して、日本人よりもお金を使っている人が多いです。

実際、海外に出て見ると分かりますが、どの観光地にもフランス人っているんですよ!

1ヶ月以上の長旅をしている人も沢山いるのも特徴です。

日本人は物に執着しますよね?

  • 高級車
  • ハイブランドの財布やバッグ
  • 高級時計

こんな感じで物欲が高くて、体験にお金を払う人の割合が少ないと思います。

これは金銭感覚の違いだけでなく幸福感にも関係しているはず。

高い物は買って終わりですが、体験は思い出として残ります。

体験に投資することは人生を豊かにすることでもあるでしょう。

形には残らないものですが幸福度は確実に高くなるはずです。

ちなみにほとんどのフランス人がブランド品を買いません。

フランス発祥のハイブランドが多いので勘違いしがちですが、物よりも体験にお金を使うのが特徴ですね。

買った物は大切にする

フランス人が購入するものは、基本的に必要なものです。

コレクター以外の人は「〇〇が必要だから買う」という感じで買い物をします。

1つあれば事足りる物をわざわざ集めたりはしません。

悩んだ末に買った物は大切にしますし、壊れたら買い換えるではなく

  • 何で壊れたのか
  • 直すことはできないか

を第一に考えます。

だから家の中にはリメイクした椅子とか、修理しながら使ってる卓上ライトとか沢山あるんですね。

洋服に穴が空いたら捨てるんじゃなくてリメイク。

知恵がすごいというか、自分で何とかしようという気持ちが強いですね。

自分よりも人のためにお金を使う

体験にお金を使うフランス人は友達や家族など大切な人のためにお金を使います

  • 誕生日
  • 記念日
  • クリスマス

ここでは、大人数のプレゼントを平気でプレゼントするんです。

手取り月給18万円の友達も喜んで友達や家族のためにプレゼントを買っている姿は、微笑ましかったですね。

僕はクリスマスパーティーに参加しましたが、総勢30名以上にみんながプレゼントを買ってるのってすごいなって思いました。

フランス人はクリスマスプレゼントを買うために貯金もしています

日本人だとこの発想はなかなかないでしょう。

これも金銭感覚の違いですね。

クレジットカードは基本持ってないor使わない

フランス人はビックリするほど、クレジットカードを持っていません。

クレジットカードを持っている人でも使わないのが基本です。

日本ではクレジットカードみんな使うよ」って言ったら「お金がないからクレジットカードを使うんでしょ?私たちはお金がなかったら何も買わないの」って言われましたね(笑)

ほとんどのフランス人が貯金しているので、どうしても必要なものはキャッシュで買います。

ただし、現金は持ち歩かないでデビットカードで支払うのが基本です。

クレジットカードを使う=お金がないから

という発想は「確かに!」と思いました。

日本人はクレジットカードで買い物する人多いですよね?

結果、月々の支払い額が増えて節約せざるを得ない状況になる。

根本的な部分に問題があるのが分かります。

フランス人ならではの節約術

ということで、ここからはフランス人ならではの節約術を紹介します。

自炊が基本!質素な料理が当たり前

フランス人は自炊が基本です。

というのも家で作れるものがレストランでは高いから。

基本的には

  • 朝:パン/チーズ
  • 昼:パスタ、スープなどの1品料理
  • 夜:一品料理/パン/チーズ/デザート

みたいな感じです。

日本だと、複数のおかずがあったりしますが、フランス人はかなり質素な食事をしています。

これは年間でみると大きな節約になるはず

僕がはじめてその光景を見た時は「こんなちょっとじゃ死んじゃうよ」と思いましたが、今も生きているので大丈夫です。

フォアグラも自炊するしデザートも手作りです。

卵の白身はメレンゲに使って、野菜の皮はニワトリのエサや植物の肥料にします。

なのでゴミもほとんどでません。

外食は2週間に1回するかしないかというところですね。

パーティーは誰かの家で行うもの

おしゃべりが大好きなフランス人は、パーティーを頻繁に行います。

この際、どこかのレストランを予約することはありません。

基本的に誰かの家に集まって会話を楽しみます。

  • 家主:フルコースの料理を作る
  • ゲスト:会費やお酒を持っていく

無駄なお金をかけずにパーティーをするのですが、料理の質は実に高いです。

フランス人は男女関係なく料理を作るのが上手なんですね。

だから役割分担してフランス料理を作っちゃいます。

フォアグラやチーズフォンデュ、ミルフィーユなんかも出てくるので「これならレストラン行く価値ないな」って自然に思うんです。

会費は1,000円〜1,500円くらいが相場。

フルコースとワインにビールが飲み放題でコレってコスパ高いですよね?

日頃の食事は質素にしているので、週末の1,000円は問題ありません。

これも節約術の1つです。

掃除はお酢を使います

フランス人は洗剤をあまり使いません。

台所の掃除や洗面所の掃除はお酢を使うのが基本です。

スプレーボトルにお酢を入れて水で割って使うことで、綺麗になるんですよ。

これも生活の知恵ですね。

お風呂のタオルは臭くなってから洗う

日本人は毎日洗濯する人も多いですが、フランス人は使い回すのが基本です。

お風呂のタオルはもちろん、パジャマやTシャツなんかも臭くなったら洗うって感じなんですね。

汚れてもいないものを洗濯するのはナンセンスと考えている人が多いようです。

壊れてもリメイクして再利用

上でもお話しましたが、壊れたものはリメイクして使います。

例えば木製の椅子が壊れたら、元通りにして折れた部分を布で覆ってリメイクするとか。

「これは安かったし買い直せばいいか」という考えだと、年間を通して意外に出費がかさんでいるものです。

家は時間をかけてDIYしていく

広い家は買って終わりではなく、数年に一度DIYでリフォームします。

壁をペンキで塗り替えたり、車庫を作ったりと自分たちでできることは家族で協力しあって完成させます。

業者に頼むよりも完全に安上がりです。

フランス人のお金の使い方から学ぶことは多い

ということで、節約術や金銭感覚など、フランス人から学べることは実に多いと感じます。

フランス人は節約している感覚があるわけではなく、ごく自然に行っているのでストレスもないんですね。

日本人はお金で買えるものに固執しすぎ

日本人はお金で買えるものに固執しているように感じます。

ですが、お金の価値は変わるものでして、万が一日本円の価値が暴落したら生き残ることすらできないんです。

お金に依存していると生きる力が弱くなる気がしますね。

お金の価値については下記の動画が参考になります。

Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo

大事なのはクリエイティブな思考

フランス人は、仕事の生産性が高いだけでなくクリエイティブな思考を持っています。

  • お金持ち:お金を払って物を買う
  • クリエイティブな人:工夫が上手で試行錯誤が好き

壊れたものをそのままにしないとか、他の使い道を探そうとする感覚は見ててとっても参考になりますね。

あと、必要以上に物を増やさないので、あるものだけで工夫するのも上手です。

それ自体を楽しんで行っているので苦行にはなりません。

僕の個人的な意見ですが

「フランス人は、最悪テーブルと椅子と仲間がいれば幸せだな」

と思います。

クリエイティブな思考があれば、給料が少なくても楽しむことができますし、どんなに質素な食事でも友達と集まって会話すれば楽しいものです。

体験することに重きを置いているフランス人は、豪華な〇〇が必要ないんですね。

ここは素晴らしい人間性だと思いました。

フランス人から学びたい人にはマッチングサービスがおすすめ

クリエイティブで賢いフランス人。

日本人とは全く異なる金銭感覚を持った人たちに会ってみたいと思いませんか?

「でも、フランスに行くのはちょっとね…」

そんな人におすすめなのが、マッチングサービスです。

マッチングサービスを活用すれば日本にいるフランス人に出会うことができますよ!

日本にいるフランス人なら、英語や日本語ができるのでコミュニケーションもしやすいはず。

おすすめのマッチングサービスは

あたりですね。

どちらも無料で会員登録できるので活用しちゃいましょう。

日本人はお金がないとダメな人みたいに思われたりしますが、フランス人はクリエイティブな人や面白い人の方が評価されると感じました。

ぜひ、マッチングサービスで交流をして、フランス人本人から節約術を教えてもらいましょう!

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Taro Moteki

群馬県出身のフリーランスライターです。 Webライター、ディレクター、バナー制作、ブログ、EC運営などをしつつ海外を転々としてきました。日々の学びが誰かの役に立てば幸いです。

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